タグ:#赤面症
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来院される患者さんの多くが共通して抱えているのは「まだ起きてもいないことへの不安」です。これを心理学的に 予期不安 と呼びます。
ここで、動物の世界を思い浮かべてみましょう。
「明日のエサがないかも」と心配するライオン
「来週敵に襲われるかも」と震えるキリン
「来月の不安で食欲がなくなる」犬こんな動物、見たことはありませんよね(笑)。
動物は「今ここ」に集中して生きているため、未来を心配することがありません。心理学や行動学の研究でも、動物には人間のような「時間の概念」がほとんどないと発表されてます。
動物の概念を取り入れることにより、あがり症の改善に繋がるかもしれません。
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人の体には、生まれながらにして「治ろうとする力=自然治癒力」が備わっています。風邪を引いたとき、少し休めば熱が下がる。転んで傷をつくっても、放っておけば自然とかさぶたができてふさがる。これらは全て、私たちが意識せずとも日々お世話になっている「自然治癒力」のはたらきです。
しかし、この治癒力は、心の状態や物事の捉え方によって大きく影響を受けます。
たとえば、「病院や整体に行けば、あとは全部お任せ」という受け身の気持ちでいると、治癒力が本来の力を発揮しづらくなることがあります。安心して任せる気持ちは大切ですが、あまりに依存しすぎると、自分の体の回復力を信じる力が弱まってしまうのです。
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胃腸の不調とあがり症の意外な関係とは?
あがり症とは、「人前で緊張する」「ドキドキが止まらない」「うまく話せなくなる」といった症状を指しますが、多くの方が「お腹の調子が悪くなる」「食欲がなくなる」といった身体的な症状も伴っています。
この原因は、自律神経のバランスの崩れにあります。
緊張や不安を感じると、交感神経(活動モード)が過剰に働きます。すると、胃腸をコントロールしている副交感神経(リラックスモード)が抑え込まれ、腹痛が出てしまいます。
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雨が続く梅雨の季節。気温の上下やジメジメとした湿気に悩まされるだけでなく、「なんだか気分がすっきりしない」「人前で緊張が強くなる気がする」といった、精神的な不調を感じたことはありませんか?
実はこの時期、あがり症の方が「いつも以上に緊張しやすくなる」「発表前に不安感が強まる」といった傾向があります。
その理由は、季節の変化が心に与える心理的影響だけではなく、「自律神経」の働きと深く関係しています。
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人前に出ると緊張してうまく話せない、心臓がバクバクして言葉が出てこない――
そうした「あがり症」のお悩みを抱えている方に、実は“姿勢”が関係しているかもしれない、というと驚かれるかもしれません。
「姿勢なんて関係あるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は姿勢とあがり症、自律神経の働きはとても深く関係しています。
今回は、整体の視点から見る「あがり症と姿勢のつながり」についてご紹介します。
緊張しやすい人の共通点は“前かがみ”
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昔から「言霊(ことだま)」という言葉があるように、日本では古くから「言葉には力がある」と信じられてきました。
これはスピリチュアルな話ではありません。現代では、言葉が心と体に影響を与えることが心理学や神経科学の分野でも明らかにされています。
言葉をどう使うかは、私たちの思考・感情・行動、そして自律神経の働き、あがり症にまで深く関係しています。言葉の使い方でこれらを改善させる方法を紹介します。
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今回は「心の不調は身体から整えるのが早道」というテーマで、わかりやすくお伝えしていきます。
◆ 自律神経が乱れると、心にも不調が…
人の身体は、自律神経という神経が無意識のうちに働いて、呼吸・体温・内臓の動きなどを調整しています。
この自律神経には「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」があり、バランスを取りながら私たちの身体と心をコントロールしてくれています。
でも、ストレスや生活リズムの乱れ、睡眠不足、食生活の偏りなどが続くと、自律神経は簡単にバランスを崩してしまいます。
すると…
寝つきが悪い・眠りが浅い
胃腸の調子が悪い
肩こり・頭痛・めまいが増える
不安・イライラ・落ち込みやすくなる
といった「心と身体、両方の不調」が出てくるんです。
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「行動パターン」がカギ?
「人前に立つと頭が真っ白になる」 「発表の前になると、お腹が痛くなる」 「緊張しすぎて声が震えてしまう」
こうした“あがり症”の症状に悩んでいる方の多くが、共通して持ってい…
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あがり症の苦しみの本質は「緊張そのもの」ではありません。
その裏にある“予期不安”――つまり、「また緊張してしまうかもしれない」「恥ずかしい思いをするかもしれない」という未来への恐怖が、心と体を過敏にしてしまっているのです。
あがり症のメカニズムは「自律神経の暴走」
人前での緊張は、交感神経が一気に高まることで起こります。
交感神経は「戦う・逃げる」といった反応を引き起こす、いわば“非常モード”です。
このモードが発動すると、心拍数が上がり、血圧が上昇し、筋肉がこわばり、呼吸が浅く速くなります。これは身体にとって正常な反応なのですが、問題は「必要のない場面で過剰に働いてしまう」こと。
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当院にも海外の方が来院されることがあります。観光で訪れた方ではなく、日本で仕事をしている方々がほとんどです。異国の地で働くことは、言葉や文化の違いだけでなく、生活習慣や仕事のスタイルの違いもあり、大きなストレスになることが多いのです。
そんな中、今でも鮮明に覚えている患者さんがいます。今から10年以上前、日本で働いていた中国人の女性です。
異文化の中で抱えるストレスと体調不良
彼女は、日本の企業で働いていましたが、仕事のプレッシャーや文化の違いからくるストレスに悩まされていました。言葉の壁もあり、職場での意思疎通がうまくいかず、常に緊張している状態だったそうです。
施術後、その女性の驚きの申し出は?
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