自分で出来る心理療法トレーニング

大阪市で整体・気功・心理療法を使って
あがり症(赤面症)を克服するお手伝いをして
いる大阪城東メンタルヘルス気功整体院
の上西です。
当院は施術時に心理療法も取り入れています。
今回紹介する「森田療法」もその中の一つです。
森田療法とは ウィキペディアより抜粋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E7%99%82%E6%B3%95
引用ココから
森田療法における治療アプローチは、強迫性障害などの神経症について、ヒポコンドリー性基調という性格的特徴が背景にあるとの病態把握が前提となっている。
ヒポコンドリー性基調は、心の中に生じる不安や緊張などの思考・感情などを過度に気にする性格傾向を指す。
そのような基調を有する人は、そういった不安や緊張などを「あってはならないもの」として自力で取り除こうとしてしまうが、そのような意識的コントロールの試みで不安や緊張などが取り除かれることは通常なく、むしろ、注意・意識が向いてしまうことで、不安や緊張などがかえって強まり、これをまた意識的にコントールしようとして、更に不安や緊張などが強まっていく、という悪循環(=精神交互作用が生じる。
引用以上

簡単に言うと、心に沸いてくる不安や緊張を何とか消そうとするのではなく、その不安や緊張の感情あるがままの状態で行動します。
それにより、意識が外側に向き緊張や不安が緩和していくという心理療法です。
この心理療法を自分で実践して社会性不安障害(あがり症)を緩和させた方がおられます。
その方のトレーニング法を紹介しますね。
その方は中学生になってから、なぜか友人と話をすると動悸がして息苦しくなることに気付きました。
次第に顔も引きつって来るようになり、友人から変な目で見られてるような気もします。
その緊張感が辛くなり、友達付き合いも避けるようになりました。
休み時間はトイレにこもったり、用もなくひとりで校内を歩き回っていたそうです。
そんな苦しみの中、森田療法を知ったそうです。
藁をもすがる思いで緊張や不安を無くすのではなく、緊張や不安を感じたままで、今の自分に出来る行動をする森田療法を実践することにしました。
その方は友人と遊びに行ったり、食事をすることを目標に設定し行動し始めました。
いきなり食事に誘ったり一緒に外出することは無理なので、いくつか段階を踏むことにしたそうです。

1.友人と会った時、会釈する。
これまでは友人と会わないように行動し、もしであっても気づかない振りをしてやり過ごしてきました。
それを会釈だけはするようにしたのです。
ただし、立ち止まらないで去ります。
その際、緊張したり顔が引きつっててもOKです。
自分が行動できたことを評価します。
その行動に慣れてきたら第2段階です。
2.友人と会った時、ひと声かける。
「あら」「こんにちは」「おう」何でも良いです。
一声だけかけて、忙しそうにその場を去ります。
それに慣れてきたら、第3段階です。
3.友人と会った時、一声かけてから少しの会話する。
声をかけた後、すぐに沢山じゃなくて一言二言話してみると少しずつ楽になっていったそうです。
最初はハードルが低い方から始めて、それにある程度慣れたところで次のステップにする。
そういうやり方で少しずつステップアップした結果、 約1年後には友人と会うために喫茶店に入るとか一緒にランチを食べるとか出来るようになったとのことです。
そのうち顔が引きつったり声が震えたりすることも気にならなくなり、気がつけば不安や緊張を気にする気持ちも忘れていたそうです。
私が事あるごとに「緊張しても良いのですよ」「不安を感じてる自分を否定しないでください」と話すのは、私の施術に森田療法の考えも導入しているからです。
顔が引きつっても不安でも緊張しながらでもトレーニングの行動できたなら、そんな自分を褒めてあげてくださいね。^^
ぜひあなたに合った治療法を探してみてくださいね。
色々な方法をトレーニングしても良い結果が得られなかった方で、大阪市であがり症(赤面症)でお悩みなら大阪城東メンタルヘルス気功整体にご相談ください。
併設 あがり症(赤面症)専門の心理療法院
http://osaka-joto-chiro.net/