あなたは眠るとき、仰向け(上向き)で眠りますか?それともうつ伏せ(下向き)?

寝る時の体制で自律神経が乱れる場合もあることを知ってますか?

今回は眠る時の姿勢の注意点を紹介しますね。

仰向け(天井を見るように寝る)をしていると、
なんとなく不快な感覚を覚え、ついうつ伏せになってしまう人がいます。
今回は、その理由と影響についてお話しします。

結論から言いますと、
「うつ伏せで眠る」など、うつ伏せを多用する方は、
胸が圧迫されてしまい、呼吸が浅くなることで
自律神経の乱れが起きます。

では、なぜうつ伏せになってしまうのでしょうか。
その理由は以下の二つです。

背中の筋肉が緊張している
不安感が強くある
うつ伏せになってしまう人は、このどちらか、
あるいは両方が当てはまることが多いです。
それぞれを簡単に解説していきます。

背中の筋肉が緊張している
人間は、生まれるときに産道を通り抜けるため、
背中の筋肉が母親の子宮の収縮に反応して
緊張するようにできています。
この緊張がなければ産道を通り抜けることができないため、
この緊張は本来正常な反応です。
これを原始反射といいますが、
大人になっても強く残っている人がいます。

そういう人が仰向けに寝ると、
背中が刺激されて筋肉が緊張し、不快感を覚えます。
そのため、うつ伏せになってしまうのです。

背中が緊張すると、さらに呼吸が浅くなり、
必要な酸素が取り込めず、自律神経が乱れやすくなります。

不安感が強くある
不安感を強く感じていると、自然とうつ伏せになります。
これは、お腹を守ろうとする働きです。

野生の動物は仰向けに寝ませんよね。
寝ている間に襲われても、
お腹を噛まれなければ何とか逃げられるかもしれませんが、
お腹を噛まれると逃げるのが難しくなります。

飼い猫や飼い犬が仰向けに寝ていることはありますが、
それは安心感を覚えているからです。

【うつ伏せの悪影響】

ここまでお読みいただいてわかるように、
不安を感じると、
野生動物のようにうつ伏せになりたくなるのです。

たまにならば問題ありませんが、
習慣化すると、寝ている間の呼吸が浅くなります。

呼吸で取り入れている酸素は体のエネルギー源となります。
呼吸が浅くなるということは、
取り入れる酸素の量が少なくなるということ。

つまり、うつ伏せで寝ることが習慣化すると、
眠っている間にエネルギーが補充できないばかりか、
そのエネルギーを使って
体の不調を修復することもできなくなるのです。

【うつ伏せに寝てしまう方への対策】

まずは、背中の筋肉をほぐすために、
体操をしたりマッサージを受けたりすることです。

しかし、これだけではうつ伏せ寝を改善するのは難しいです。

そこで、抱き枕などで
お腹に何か触れている状態を作ると良いでしょう。
お腹や胸に何かが触れていると、安心感を覚え、
背中が緩むのです。

抱き枕は、自分の胴体と同じくらいか
少し小さめぐらいが適しています。
使っていない布団があれば、丸めて抱き枕にしてみてください。

最後に眠る姿勢が自律神経に与える影響について、要点をまとめます。

  • 仰向け(上向き)で眠るか、うつ伏せ(下向き)で眠るかは重要な要素であり、自律神経の乱れに影響を与えることがある。
  • うつ伏せで眠る人は、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、自律神経の乱れが起きる。
  • うつ伏せになる理由は、背中の筋肉の緊張と不安感の二つが挙げられる。
  • 背中の筋肉が緊張すると、背中が刺激されて不快感が生じ、うつ伏せになりたくなる。
  • 不安感を強く感じると、本能的にお腹を守るためにうつ伏せになる。
  • うつ伏せで寝る習慣があると、睡眠中の呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が減る。
  • 呼吸が浅くなるとエネルギー補充ができず、体の不調修復も阻害される可能性がある。
  • 対策としては、背中の筋肉をほぐすための体操やマッサージが効果的である。
  • また、抱き枕などを使ってお腹や胸に触れる状態を作ることで安心感を得ることができる。
  • 大阪城東メンタルヘルス気功整体院では、眠る姿勢の改善やあがり症克服について相談が可能である。
  • 以上が、眠る時の姿勢が自律神経に与える影響について、でした。

抱き枕なしで眠れるようになりたい方や大阪市であがり症でお悩みなら大阪城東メンタルヘルス気功整体にご相談ください。

併設 あがり症専門の心理療法院
http://osaka-joto-chiro.net/

関連記事

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
ページ上部へ戻る