音やまぶしさ・匂いが苦痛な方は…

音やまぶしさ・匂いなど、
感覚過敏でお困りの方がたくさんおられます。
感覚過敏を和らげるための対策を
お話ししていきます。

< 感覚過敏の種類と原因 >

感覚過敏といっても人により様々違いがあります。
感覚過敏の種類と主な症状を挙げてみます。

・聴覚過敏
 人の声や物音がうるさく感じる。
 ある音が気になって仕方がない。
 急に呼ばれると、びっくりする。

・視覚過敏
 パソコンやスマホ等、ブルーライトで目が異常に疲れる。
 外に出た時の太陽の光がとてもまぶしく感じる。

・触覚過敏
 洋服の裏地が皮膚に当たるのが不快・痛い。
 他の人より痛みを強く感じる。

・味覚過敏
 味がとても濃く感じる。
 辛い物などの刺激物を食べるとき痛みを伴う。

・嗅覚過敏
 特定の匂い(香水や体臭など)が苦痛・気持ち悪くなる。
 他の人が気付かない匂いを感じる。
 

感覚は、脳で感じています。
その脳が、
ストレスや疲労・寝不足などで自律神経が乱れ、
興奮が高まることで、
感覚の神経が過敏になってしまいます。

いつもは何も感じない光が、
とてもまぶしく感じるといった具合になります。

うつや自律神経失調症、また発達障害の方に
感覚過敏の症状が出るケースがあります。
そして、体の状態が悪くなった時に、
感覚過敏も強く表れます。

過敏なものは、1つだけの人もいれば、
複数ある人もいます。

自律神経の状態を整えていくことが、
感覚過敏を和らげるには必要になってきます。

また、過敏に感じるものを避けることも必要です。
大きな声が苦手であれば、
家族や話せる人には話しておくことで、
その影響を受けにくくしましょう。

< 感覚を正確に感じる >

感覚過敏を和らげるには、先ず
自律神経の興奮を落ち着かせることが必要です。
腹式呼吸や、筋肉緊張を取り除くことが有効です。

自律神経の興奮によって感覚過敏が起きている方は、
筋肉が緊張していることがあります。
この筋肉の緊張は無意識のうちに起き、
常に力が抜けない状態にあります。
この時、意識的に筋肉の力を抜く練習をしましょう。

両肩を上げてから、スッと下げる。
手をグーにしてから、パッと広げる。
仰向けになり、手や足を3センチぐらい上げてから、
ストンッと床に落とす。

筋肉の力を少しずつ抜く感覚を身につけることで、
その情報が脳に届きます。
その情報は、脳を興奮させません。
筋肉の力が抜けている状態が続けられれば、
脳の興奮は弱まります。
それにより、感覚過敏を和らげましょう。

そして、感覚を正しく感じるといったトレーニングも有効です。

・目を閉じて鏡を見ながら、両手を水平に上げてみる。
 水平だと思うところで、目を開けて水平か確認。
・10円玉と100円玉を用意し、目を閉じて指でつかむ。
 どちらをつかんだか当てる。

筋肉や関節・皮膚・音など、
感覚をトレーニングするのに負担なく、
分かりやすいところから行いましょう。

体の力みを取り自律神経を整える。
そのことで感覚過敏が和らぐことを感じられれば、
日常でのストレスも大きく減っていきます。

是非お試しくださいね。^^

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