リアルに体感を感じてますか?

前回ではストレスを感じてるときは、
ぼ~っとするよりも体の内部に意識を集中することで
ストレスから脱出することを書きました。

今回もそれに繋がる話です。
なぜ体の内部に意識を向ければよいのでしょうか?

自分の身体と五感で感じられるものを事実とすると
事実以外の思い込みに捉われて生きている部分が
とても多いように思います。

目に見えるもの
耳に聴こえる音
身体に触れる感覚
鼻で感じる香りや匂い
口で味わえるもの

今この瞬間に自分がリアルに体感できる感覚を伴うものが事実です。

それ以外のものは幻想と言えます。

・頭のなかのおしゃべり
・苦しみや悩み
・不安や恐れ
・怒りや悲しみ

などはよくよく見ると事実ではありません。

すでに終わったことやまだ起きていないことについて
なにか勝手に考えを膨らませて苦しんでいるに過ぎません。

いまここにあるリアルな事実だけ見てみます。

すると心の中が静かになります。

自分がこの練習をしていると
他人が「今ここ」にいるのか?
妄想の世界で苦しんでいるのか?
にも敏感に気づけるようになります。

ただ事実だけを見る。
事実とそれ以外のものを見分ける。

事実は身体に根差しています。

事実を見るとは身体を見ることです。
身体に丁寧に気づくことです。

妄想の世界で苦しんでいる人は
身体の感覚が鈍っています。

心と身体がバラバラになっている傾向があります。

きちんと身体に意識を向けていくと
心と身体が統合してきます。

不安や悩みをコントロールしようとしなくても大丈夫です。

ただ身体に丁寧に気づいていくと
心も落ち着いてきます。

私は何かを治そうとしません。
ただ静かに身体と向き合います。

身体の声を聴いて身体の声に寄り添います。
できるだけ余計なことはせずにそっとしておきます。

身体が静かになると心も静かになります。
静かになると身体が自分で必要なことをしてくれます。

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