共感する力を持ってますか?

皆さん、他人の
「苦しさ、痛み、寂しさ、喜び、楽しさ」を
感じる力はありますか?

他人の状況、感情を感じる力が弱っている人は、
ストレス過多になり、
自律神経が乱れてしまう可能性があります。

< 感じる力とは? >

感じる力を分かりやすくいうと、「共感」する力です。
共感とは、
他者の経験したことを自分自身に取り込み感じる力です。

人には生まれながらに備わった能力で、
人間関係を社会、地球規模で良好にするための
重要な力なのです。
混沌とした今の時代には、とても必要な力ですね。

共感には大きく分けて3つあります。
・身体共感
・情動共感
・認知共感

身体共感とは、他者の肉体的な感覚を感じること。
例えば、スポーツ選手が怪我をした瞬間に、
「痛っ」と言ってしまうようなことです。

情動共感とは、他人の感情を感じること。
感じ過ぎると、共感疲労になるので注意が必要です。
怖い事や、悲惨なニュースを観て、
自分の身に起きたものだと感じてしまうのも同じです。

認知共感とは、簡単に言うと「読心術」です。

< ストレスと共感の関係 >

実は共感能力が低い人は、
自分の感情、身体の苦痛を感じる力も低いので、
気がつかないままに不快な感情、身体疲労が溜まり、
自律神経が乱れて体調不良になることもあります
(逆の場合もあります)。

この様な状態は、失感情症、失体感症といわれます。

医者、看護師、カウンセラー、セラピスト、整体師などの
お仕事をしている人の中に、
共感能力が高く、多忙で、
空腹感、排泄、睡眠などの自分の体の反応を無視してまで
仕事、患者さんの対応をして、
自分自身の体を壊してしまう人がいます。
医者の不養生ですかね。

共感できることは、素晴らしいです。
しかし、過剰な共感は、
疲労、燃え尽き、引きこもり、無気力になりますので、
注意が必要です。

< バランスがよい共感力を高めるには >

1.自分の体の反応を感じる。
 瞑想、マインドフルネス、グラウンディングなど

2.傾聴。
 SNS、メールだけのやり取りではなく、
 対面で相手の話を聞く。
 人の話を聞くときは、スマホを置いて、
 パソコン画面から目を離し、
 相手の顔を観て、集中して聞く
 (ながら会話は、喧嘩の原因になりますよ)。

3.想像力。道徳的な想像力が重要。
 相手を味方、敵と判断するのではなく、
 ひとりの人間であると認識して、
 自分の判断と相手の行動、感情が違っても受け入れる。

いかがでしょうか、
少しは共感する力の大切が分かっていただけたでしょうか?

正しい共感はストレスを減らし、心と体が整い、
人間関係が円滑になります。

もっと視点を広げていくと、一人一人の共感する力が強くなれば、
相手を攻撃したり(戦争)、非難したり(誹謗中傷)することが無くなり、
平和な社会、世界になるのではと感じています。

そんな世界になれるように、一人ひとりが自分の
出来ることをやっていきたいものですね。^^

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