緊張しやすい方のことを一般的に「あがり症」と表現します。
昔は性格的なものと言われてあり、場数を踏めば慣れると考えられていました。

もちろん、その考えは正しい場合もありますが、どんなに場数を踏んでも慣れない方がいるのも事実です。

また、もし慣れるにしても、何度も何度も緊張するようなことをするのは、かなり過酷で、慣れる前に心が折れる方もいるでしょう。

そんな場合、どうしたら良いのでしょうか?

実は、緊張しにくくなる方法があるのです。
緊張するのは、脳の感情をつかさどる部分が過剰に反応してしまうからです。

ところで、皆さんお酒を飲んだことはありますか?
20才以上の方なら、多くの方が飲酒経験があると思います。

お酒を飲むと、心が大らかになって、普段と違う行動をとったりしませんか?

普段シャイな人が明るくなったり、大きな声で笑ったりするのを見たことはありませんか?

これは脳がアルコールによって緊張緩和されているからです。
そのため、アルコールが分解されると酔いがさめて、元の状態に戻るわけです。

アルコール以外にも脳の外科手術を受けた後、性格が変わってしまったという例もたくさん報告されています。

要は、脳の緊張を取れば、あがり症も改善されていくということです。
だからと言って、いつもお酒を飲んだり、外科手術を受けるわけにもいきません。(;^_^A

どうすれば良いのかというと、脳を騙すトレーニングをするのです。
騙すというと、イメージが悪いかもしれませんが、イメージトレーニングをすると考えてください。

人前で堂々と立って話している自分をイメージするのです。
同時に、体の動きもつけましょう。

人前で堂々と話している人は、どんな姿勢、表情をしているのか考えましょう。
背中は伸びていますか?
視線はどこを向いてますか?
口角は上がっていますか?
目元に笑みはありますか?
話すペースはゆっくりですか?
呼吸はゆったりしてますか?

そのイメージ通りの姿勢、表情を作って自分でもやってみるのです。
これを何度も繰り返せば、脳は堂々としている自分が、いつもの自分だと認知してくれるようになるでしょう。

こつは、遊び感覚でやることです。
何百人の前で話している自分を有名人だと思い、それになり切りましょう。
きっと緊張を感じにくくなってる事に気付くと思いますよ。^^

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