不幸を考えられますか?

1月も下旬ですが初詣は行かれましたか?
行かれた方は「幸運」を願った方も多かったのではないでしょうか。

ところで嫌なことを考えると、不幸を呼び込むので
考えない方が良いという話を聞いたことはありますか?

これは以前流行った「引き寄せの法則」の考え方です。

昔ある患者さんがおっしゃったこの一言を思い出します。

「昔、知り合いに誘われて宗教の会合にいったらそこで…
『マイナスなことを言ったらマイナスのことを呼び込むので
口にしてはいけない』
って言われたんです」

その宗教が
「引き寄せの法則」のことを言っているのかどうかは分かりませんが、
この患者さんはその後、
難病になり当院へ来院することになりました。
なぜでしょうか?

< 引き寄せの法則が通じない人たち >

ご存知の方も多いでしょうが「引き寄せの法則」とは

「ネガティブなことを考えるとネガティブなことを、
ポジティブなことを考えるとポジティブなことを引き寄せる」

という法則です。

しかし、ポジティブな考えをしても
ポジティブなことが寄ってこない方がたくさんいます。
それはなぜか?
ということを私なりにお話しさせていただきます。

< 無意識の特性 >

人の心には「意識」と「無意識」があります。
そして無意識には、引き寄せる働きがあるといわれています。

詳しくは割愛しますが、
「集合的無意識」や「ゼロポイントフィールド」など、
人々の無意識の奥深くは、
地域や時代を超えてつながっているという仮説があります。

つながりがあれば「類は友を呼ぶ」というように、
ポジティブにはポジティブが、
ネガティブにはネガティブが寄ってくるという趣旨は理解できます。

しかし、ここで問題が生じます。
ポジティブなものを引き寄せたいからといって、
ネガティブな考えを無理やり抑圧すると、
逆にネガティブを引き寄せてしまうことになります。

なぜなら、意識的に抑え込んだ思考や感情は、
全て無意識に追いやられるからです。

無意識には引き寄せる力がありますので、
追いやられたネガティブが仲間を引き寄せます。
その結果、自分の周りにネガティブなことばかりが
起きるということになります。

< 生理的にも同じ結果になるメカニズム? >

実はこれって体も同じです。
ネガティブな思考や感情を抑え込むと必ず筋肉が緊張します。
この緊張が脳に伝わり脳も緊張します。

少しぐらいなら大丈夫ですが、
量や頻度が多ければ脳の緊張は高まります。
すると、今の状況は危険と判断し、警戒心が強まります。
その結果、生き残りのために
自分にとってマイナスなことに敏感に反応するようになるのです。

こうなるとネガティブなことが目に付き、
あたかもネガティブなことが多く起きている感じ
ますます警戒感が強まります。

すると、更に脳はネガティブを探すようになり、
起きる可能性が極端に少ないことまで妄想し
それに対して脳がまた緊張してしまいます。

こう考えると、ネガティブな思いはきちんと解放し、
無意識の中にネガティブな思考や感情が入らないようにする必要があります。

必要なことは吐き出し方ですね。
これを読んでいる方は、その方法を分かっているかもしれませんね。

当院が最後に行っている呼吸と共にストレスを
吐き出す「ストレスクリーニング」がそれです。

考えないようにするより吐き出すことを意識しましょうね。^^

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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長  上西 誠  

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