自律神経回復の食事療法 糖質制限について

自律神経の乱れを整える食事

患者さんから食事についてよく質問を受けます。
基本的に、カフェイン、カプサイシン、糖分は避けるようお伝えしていますが、あまり厳しい制限をかけるとストレスになりかねないため、細かいことは言わないようにしています。
しかし、食事でうつや自律神経の乱れを改善する専門家も多くいます。
私もその方法を参考にして自分で効果を確認出来ていますので、それについて書いてみますね。
おすすめの食事として、次の4つのポイントがあります。
- 糖質制限
- タンパク質をしっかり摂る
- 鉄をしっかり摂る
- 悪い脂肪を減らす
今回は、糖質制限についてお話しします。
「日本人は昔から米を食べてきたのだから、ご飯を食べないのは不自然だ」という意見もあるでしょう。
実際、米やパンを食べている人が皆不健康というわけではありません。
しかし、現代の食生活では精製された糖質を大量に摂取する機会が増えています。
その結果、うつ病や糖尿病の患者数が増え、二人に一人が癌になる時代となっています。これには糖質の過剰摂取が関係していると言えます。
糖質制限が注目されているのは、多くの人がその効果を実感しているからです。私自身も5年以上糖質制限を続けていますが、食後の眠気やだるさが大幅に改善されました。
では、なぜ糖質の摂りすぎがうつを引き起こすのでしょうか?その仕組みを解説します。

- 白米、小麦、砂糖などの精製された糖質を食べると血糖値が上昇する
- 血糖値を下げるためにインスリンが分泌される
- インスリンが多量に分泌されると血糖値が下がり低血糖になる
- 血糖値を上げるホルモン(ストレスホルモン)が分泌される
- ストレスホルモンの合成のためにビタミンB群やミネラルが使われて不足する
- ビタミンB群やミネラルが不足すると、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等の神経伝達物質の合成が滞る
- その結果、うつやパニック障害が生じやすくなる
特に空腹時に精製された糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、多量のインスリンが分泌されます。
例えば、朝パンを食べ、昼におにぎりやサンドイッチ、ラーメンを食べ、休憩時間におやつを食べ、夜もご飯を食べるという食生活では、糖質を摂りすぎてしまいます。
当院に来院するうつやパニック障害、自律神経失調症などの患者さんも、ほぼ全員が糖質に偏った食事をしています。
以上から、うつの改善には糖質制限が必要であることがわかります。
ただし、糖質制限だけではなく、タンパク質や脂質をしっかり摂ることも大切です。
長くなりましたので、タンパク質についての説明は改めての機会にしますね。
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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長 上西 誠