姿勢を変えるだけで健康になるかも…

今日は秋分の日でお休みですね。
これから寒くなって背中が丸くなる季節です。

姿勢と自律神経が密接に関係していることを
ご存知でしょうか?

姿勢によって、自律神経も良くも悪くもなります。
姿勢と自律神経の関係についてお話ししていきます。

< 姿勢が自律神経に与える影響 >

自律神経は、
精神的な部分・肉体的な部分の両方から影響を受けます。

イライラしていたら、
交感神経という緊張モードは高まります。
愛情に包まれていたら、
副交感神経のリラックスモードが高まります。
精神的な部分による自律神経の反応は
とても大きなところです。

それと同じく、
肉体的な部分によって自律神経は大きく反応します。
姿勢がこれに当たります。

自律神経は、脳から背骨を通り
体の隅々までに伝達されています。
首や背中が歪むことで、
神経伝達も正常に送られにくくなります。

なぜなら、歪むことで左右の筋肉の緊張に差が生じます。
その筋肉の緊張度によって、
脳に送られてくる情報が左右の脳で違ってきます。
興奮という情報が伝達されれば、
交感神経は今まで以上に高まることになるのです。

歪みが続いていると、
筋肉からずっと興奮という情報を送り続けられることになり、
自律神経のバランスを崩す原因になります。

例えば、パソコンをずっと使っていると、
ついつい前のめりになります。
首・頭は前にかがみ、背中は猫背になっていきます。

すると、首や背中の筋肉の緊張は、
とても強くなっていきます。
これらの筋肉の緊張が続くことで、
交感神経の緊張度は上がってしまいます。

姿勢をキープするには、筋肉を使います。
悪い姿勢のまま筋肉の緊張が続くことで、
呼吸は浅くなります。
浅くなった呼吸が続くことで、脳に酸素が送られず、
自律神経の緊張はさらに高まってしまいます。

姿勢の状態によって、筋肉の使われ方に負担が起こり、
呼吸まで変えてしまいます。
そして、これらのことで、
自律神経にとても大きな影響を及ぼしてしまうのです。

< 姿勢次第で心持ちも変化する >

姿勢による脳への情報の伝達によって、
自律神経の状態は大きく変わります。
ということは、
姿勢が良いと心持ちも安定しやすくなるのです。

例えば、不安が強い方がいたとします。
姿勢が悪いことで呼吸も浅くなり、
筋肉の緊張度も高まります。
このようなケースでは、不安はもっと強く感じられます。

この時に、
姿勢からのアプローチで不安を弱めるのです。
呼吸がしやすい良い姿勢を取り、
筋肉の緊張を緩める。
このことで、
自律神経の緊張度が弱まり、不安が弱まります。

不安やイライラといった精神的な部分も、
姿勢の変化によって、自律神経の状態を変えられます。

土台となる足の裏がしっかり地面に着いていると、
不安は和らぎやすくなります。
極端に言うと、
片足立ちでは、不安は弱まらないのです。

楽しそうな人は、
楽しそうな表情や姿勢をするものです。
落ち込んでいたり、イライラしている人は、
見るとなんとなくわかったりします。

自律神経の状態は、姿勢にも表れます。
ですから、
姿勢を変えることで自律神経を良くしましょう。

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