最後までスッキリしないのは…

精神的ストレスの種類

 

通院されてかなり改善してきているのに、
最後にスッキリしないという方がおられます。

もちろん私の力不足が大きいのですが、
なかなか良くなりきらない場合には、
その背後に隠れている
精神的なストレスを解消していくことが必要になります。

まず精神的なストレスの種類についてみていきましょう。

 

< 精神的ストレスの種類 >

1.現在の精神的ストレス

家庭や交友関係、学校や会社などにおける
人間関係が原因になって生じるストレスです。
人間関係のストレスは、考え方の違いによって、
相手の言動が自分の常識や期待するものと食い違うために
生じてしまいます。

 

2.思考のストレス

過去の体験によって生じてしまった考え方によって
引き起こされるストレスです。
無駄に身構えて緊張してしまったり、
考えても仕方のないことで不安になったり、
こうあるべきという理想とかけ離れている自分や他人に
ストレスを感じてしまいます。

 

3.過去の精神ストレス

トラウマなど過去の体験によってダメージを受け、
それを抑え込むことにエネルギーを浪費しています。
あまりにも精神的につらすぎるため、
無意識に押し込まれて、忘却されていることも。
このトラウマ要素が大きい場合には、
リソースがかなり奪われているために余力がなく、
何かあるとすぐに調子が悪くなるというパターンに
陥りやすくなります。

 

< 精神的なストレスへの対処法 >

1.現在のストレスへの対処法

相手が自分の期待する通りの行動をしてくれないと
ストレスを感じますが、
他人を変えることは難しいので、
自分の捉え方を変えていく必要があります。

人間の性格は遺伝要素、親子関係、兄弟順位を中心に、
その後の体験によって肉付けされ、形成されていきます。
つまり、親であれ、弟であれ、彼女であれ、
旦那さんであれ、子どもであれ、
自分とは全く異なる常識と思考を持っているということを
認識する必要があります。

どれだけ親しかったとしても、
自分とは違う考えや常識を持つ存在として
相手を尊重することが大切です。
そうすることで相手に過剰な期待をしなくなれば、
無駄にストレスを感じる機会は減っていきます。

また、他人の問題に首を突っ込み、引き受けてはいけません。
他人のことはその人本人の問題で、私の問題ではありません。
余計な他人への干渉は、ストレスを増やすだけです。

 

2.思考のストレスへの対処法

人が育ってきた環境によって、
多かれ少なかれ認知のゆがみは生じます。
完璧主義、すべき、どうせ、たいしたことない、
ダメだ、笑われている、自分のせいで、などなど。

こうした自分の考え方が本当に正しいのか、
立ち止まって考えることが大切です。

80%じゃダメなのか、しなくてもいいのでは、
今度はうまくいくかも、本当に良かったのかも、
良いところもあるのでは、楽しくて笑っているのかも、
自分とは関係なくその人本人の問題では、などなど。

こうして文章を書いていても、締め切りという時間制限があるので、
100%完璧なものになることはありません。
それを完璧なものにしようとすると、
睡眠時間やプライベート時間を削ったりすることで、
どこかにひずみが生じてしまいます。
そのときは良かったとしても、そんな生活では自律神経が乱れて、
すぐに破綻してしまうのですね。

それ以外にも、子供のころから身構える、力の入る生活をしていると、
リラックスできない体になっているので、力を抜くことも大切です。
3.過去の精神ストレスの対処法

トラウマがある場合は、カウンセリングやセッション、
ワークなどを通じて
自分自身と向き合い、解消していく必要があります。

精神的にかなりつらい出来事が背景にあることが多いので、
十分な安全を確保してから向き合っていくことになります。

こうした精神的なストレスを解消していくことで、
奪われているエネルギーを取り戻すと、
かなり回復するので、本来の元気な自分に戻ることができます。

元気になって幸せな人生を楽しんでいきましょうね。^^

 

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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長  上西 誠

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