自分に敬意を払う意味

日本社会において「敬意を払う」ことは大事とされています。

外国の方が日本人の真似をする時、お辞儀のジェスチャー
をするくらい敬意を払う行為が浸透しています。

なぜそれ程、当たり前にしているのでしょうか?

実は敬意を払うことで、
個人の精神的ストレスの緩和、他人へのストレスの緩和、
社会の不満へのストレスの緩和につながり、
心、体が軽くなり、治癒力、免疫力が高まるのです。

敬意を払われていると感じるとき、
大切にされ、見守られている感覚になり、
幸福ホルモンであるオキシトシン、セロトニンが
多く分泌されやすいです。

相手に対して敬意を払うときも、
本人の中で謙虚な気持ちで話したり行動したりして、
健全な人間関係が構築され、
共感や信頼関係が高まり、好循環になり、
幸福ホルモンで満たされストレスが減っていくことにより、
心も体も健康な状態が保たれるのです。

敬意の反対は軽蔑です。
軽蔑とは
バカにする、さげすむ、笑いものにするなど。

自分が相手を軽蔑したり、相手から軽蔑、非難されたりすると、
競争、対立心、争いが起きます。

軽蔑された時、どの様な感じがしますか?
いい気持になりますか?
不快な気持ちになる人が大半でしょう。

この時に、ストレスホルモンである
ノルアドレナリン、コルチゾールが大量に体内に放出され、
興奮、緊張状態が起きます。

この様な状態になると、睡眠の状態が悪くなり、
また、食欲不振になり、体調が悪く心の余裕がなくなり、
クヨクヨ、イライラして、
敬意を払うどころか、
もっと相手や不快な出来事に対して軽蔑がまして悪循環になります。

< 敬意の種類 >

・他人への敬意
 相手の存在価値を認めること。

・社会システム、文化への敬意
 自分の価値観と違ってもそれに従って行動する。

・自分への敬意(自尊心)
 自分自身の価値、責任を持つこと。

ここで重要なことは、自分への敬意です。
自分への敬意がないということは、
自己理解がないということです。

自己理解がないということは、
自分の価値や存在に無関心であることで、
自分の心(感情)や体にも無関心でいるので、
不快な感情を放置し、
体に悪いと思っている習慣をやってします。

自分に無関心な人が、
他者に敬意を払う言葉、行動がとれるでしょうか?

自分に無関心な人が、
社会に役に立とうと仕事に真摯に取り組むでしょうか?

< 自己理解を深める問いかけ >

5年後、10年後先の自分の人生を想像してください。

そこで何をしていますか? 
あなたはどのような人間でありますか?
今、どのような人ですか?
もしも残された命があと1年だとしたら、
何に時間を費やし誰と居たいでしょうか?

新しい年になりましたので、一度、
自分に敬意を払ってみる時間をとってみてはいかがでしょうか?

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