頑張って休んでる方へ
- 2021/8/27
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元気になるための休息法は?
だるさ・息苦しさ・不眠・めまいなどの
自律神経症状が出ている時には、
「しっかり休みましょう」
と言われることが多いと思います。
当院でも、まずは休息をとることをお話しします。
しかし、休むのが苦手な方が
自律神経を乱してしまうケースをよくお見掛けします。
今一度、「休むとは?」について考えてみましょう。
< 休むには副交感神経の働きを強化する >
働き過ぎて自律神経を乱してしまう人。
ストレス過多になり自律神経を乱してしまう人。
どちらも、交感神経の働きが過剰になってしまうことが多いです。
このような時には、副交感神経を働かせて、
休息・リラックスモードにすることが必要です。
副交感神経の働きは主に、
血管を拡張する・血圧を低下させる・心拍数を低下させることです。
そして、胃腸の働きは促進されます。
深く眠ることで体が修復されていくので、
深く眠るためにも、副交感神経をしっかり働かせなければなりません。
「しっかり休む」ことを考えるならば、
まずは副交感神経を働かせるための行動から始めてみましょう。
基本的なことになりますが、
・腹式呼吸の精度を上げてたくさん行う
・体の力を抜く
ここから始めましょう。
簡単なことなので、やっている方も多いと思います。
しかし、精度がどのくらい高いかが重要です。
やっているつもりになっている場合も多くあります。
また、交感神経の緊張が強い方の中には、
力を抜くことがとても苦手な方がいます。
スポーツも、基本の形がしっかりしている人は上達しやすいです。
同じように、休むための基本となる副交感神経を上手く働かせれば、
回復しやすくなります。
まずは、「腹式呼吸」と「体の力を抜く」、
この2つをしっかり行いましょう。
< 休む方法 >
休もうとしていても、
交感神経の緊張を抑えられていない場合があります。
休むためには、交感神経を過剰に緊張させないことが重要です。
自律神経症状が強く出ている方は、
特に交感神経の緊張には気を付けなければなりません。
例えば、休職中に
・1日家にいることは良くないことだと思い込み、
無理矢理散歩に出かける
・怠けてはダメだと思い、ジョギングをする
など、エネルギーが余っていない場合でも、
良かれと思い動こうとする方がいます。
思考のクセで、しなければという反応を優先してしまい、
体の状態を二の次にしてしまうのです。
体は辛いが、
いつまでも家族や仲間に頼っている訳にはいかないという心理で
ついつい行動を起こしてしまいます。
また、パソコン作業が多い方は、
ブルーライトを極力避けましょう。
休んでいる時間にスマホでネットを数時間見たりすると、
脳の緊張に繋がります。
これらの行動は、交感神経の緊張を生んでしまいます。
回復するためには、自分で決断した「休むこと」を受け入れて、
真摯に体と心を休ませる必要があります。
体調を崩したこれまでの自分の労をねぎらい、
これからの自分が休む時間を尊重してあげましょう。
交感神経の緊張が起こりやすい刺激・思考・行動を避け、
時には何もしない時間を作りましょうね。