動物が不安がらない理由と人間の「あがり症」へのヒント

こんにちは、自律神経の改善を専門とする大阪城東メンタルヘルス気功整体院です。今日は多くの患者さんからご相談いただく「不安」や「緊張」について、ちょっとユニークな視点からお話しします。
テーマはずばり、「動物はなぜ不安がらないのか?」です。
特にあがり症 に悩んでいる方に役立つ内容になっています。
人間が抱える「予期不安」とあがり症
来院される患者さんの多くが共通して抱えているのは「まだ起きてもいないことへの不安」です。これを心理学的に 予期不安 と呼びます。
明日の発表を考えると緊張して眠れない…
人前で話すことを想像するだけで動悸がする…
失敗を予測して手や声が震えてしまう…
これらは典型的な「あがり症」の症状です。
未来のことを過度に意識することで、自律神経が乱れ、心身に強い緊張反応が出てしまうのです。
動物は未来を心配しない

ここで、動物の世界を思い浮かべてみましょう。
「明日のエサがないかも」と心配するライオン
「来週敵に襲われるかも」と震えるキリン
「来月の不安で食欲がなくなる」犬
こんな動物、見たことはありませんよね(笑)。
動物は「今ここ」に集中して生きているため、未来を心配することがありません。心理学や行動学の研究でも、動物には人間のような「時間の概念」がほとんどなく、本能と反射に基づいて行動していると報告されています ※1。
もちろん、危険な体験を記憶し学習することはあります。
しかし、それは「将来の不安」とは別物であり、あくまで生存本能の一部に過ぎません。
人間にだけ起こる「未来の想像」と不安
私たち人間は「未来を予測する力」を持っているため、文明を築き上げることができました。その一方で、「まだ起きていないことを恐れる」というデメリットも抱えています。
特にあがり症の方は、人前で話す場面を想像するだけで、数日前から緊張が始まります。
実際には危険がない場面なのに、体は「まるで今そこに脅威があるかのように」反応してしまうのです。
これは典型的な 予期不安 → 自律神経の過剰反応 という悪循環です。
つまり、不安の対象は未来にあるのに、その苦しみは「今ここ」で感じてしまうのです。
動物から学べる「今ここ」に集中する力
研究によると、動物は未来を強く意識しない代わりに「目の前のこと」に集中しています ※2。
犬が散歩中に夢中で匂いを嗅ぎ、飼い主との時間を全力で楽しむ姿はその典型です。
さらに、「ソーシャル・バッファリング」と呼ばれる仕組みもあります。
これは仲間や信頼できる存在と一緒にいるだけで不安が和らぐ効果で、人間にも共通して見られる現象です ※3。
つまり、動物のように「今」に意識を戻すことや、信頼できる人との関わりを持つことが、不安やあがり症を軽減するヒントになるのです。
当院での事例紹介(あがり症改善例)
当院に通われているCさん(20代男性)は、就職活動の面接で極度の緊張に悩んでいました。
前日から眠れず、当日は声が震えてしまうほどのあがり症でした。
整体で自律神経のバランスを整えながら、「今できることに意識を集中する思考法」を実践していくと、次第に「面接が怖い」から「今できることを伝えよう」と切り替えられるようになりました。

また、Dさん(40代女性)は、人前で話すプレゼンのたびに手汗と動悸に悩まされていましたが、整体による身体調整と呼吸法を組み合わせたケアで、症状が軽減。
今では「緊張はするけど、自分なりに話せばいい」と前向きに取り組めるようになっています。
このように、身体と心の両面からのアプローチが、あがり症の改善に効果的なのです。
不安やあがり症を軽減するための5ステップ
当院では「今ここ」に意識を戻すために、次の5つのステップをおすすめしています。
不安を客観的に評価する
「それは今起きていること? まだ起きていないこと?」と確認する。
「今」に意識を引き戻す
「その不安を減らすために、今できることは何か?」と問いかける。
できること・できないことを区別する
自分でできることは行動に移し、できないことは手放す。
今できることに集中する
目の前のことを丁寧に実行し、「今」に集中する。
あとは委ねる
十分やりきったら結果は手放し、過剰に未来を心配しない。
これらを繰り返すことで思考習慣が変化し、不安やあがり症にとらわれにくくなっていきます。
まとめ
動物たちは未来を心配せず「今ここ」に生きています。
その姿から学べるのは、意識を未来から「今」に戻すことが、不安やあがり症を軽減する第一歩になるということです。
「人前で話すと緊張してしまう」「これから先のことを考えると不安でたまらない」そんな方は、ぜひ「動物のように生きる視点」を取り入れてみてください。当院でも整体やセルフケアを通して、心身の緊張を和らげるお手伝いをしています。お気軽にご相談ください。
参考資料
動物は未来を気にするのか?(Psychology Today, 2020)
https://www.psychologytoday.com/us/blog/science-and-philosophy/202008/do-animals-care-about-their-future
動物の「精神的時間旅行(mental time travel)」について(Wired, 2019)
https://www.wired.com/story/animals-mental-time-travel-foresight-future
Social Buffering – 仲間と一緒にいることで不安が軽減される効果(Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Social_buffering
Emotion in Animals – 動物の感情や楽観・悲観バイアスに関する研究(Wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Emotion_in_animals
動物も悩みや不眠を抱えるのか?(Psychology Today, 2013, Animal Emotions)
https://www.psychologytoday.com/us/blog/animal-emotions/201304/do-animals-worry-and-lose-sleep-when-theyre-troubled
動物は人間のようにストレスを感じるのか?(Reddit, 解説スレッド)
https://www.reddit.com/r/explainlikeimfive/comments/k8gust/eli5_how_come_animals_dont_feel_stress_like
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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長 上西 誠







