動物は悩まない?「予期不安」と解決方法は?
動物は悩まない?
私たち人間は、未来に起こるかもしれない出来事を心配し、不安に悩むことがしばしばあります。
「もし失敗したらどうしよう」「明日のプレゼンがうまくいかなかったらどうしよう」など、まだ起こっていないことを考えて、心が乱れてしまうことが多いのです。
一方で、動物たちはそんな悩みを抱えている様子がありません。
ライオンが「明日の餌が手に入らなかったらどうしよう」と夜も眠れなくなることはありませんし、キリンが「いつか捕食者に襲われるかもしれない」と怯えることもありません。
なぜなら、彼らは「今」という瞬間に生きているからです。
動物と人間の違い ― 「時間」との向き合い方
動物たちは過去や未来といった「時間」の概念を持っていない、もしくは非常に薄いと言われています。
彼らは現在にのみ焦点を当て、目の前の課題や危険に対処しています。
そのため、将来を心配することがなく、「今」に集中して生きているのです。
一方、私たち人間は過去の経験を元に未来を予測し、計画を立てる能力を持っています。
この能力があったからこそ、人間は文明を築き、技術を発展させてきたといわれています。
しかし、その反面、まだ起こっていない未来の出来事に対して不安を抱く「予期不安」という問題も生まれてしまいました。
予期不安とは何か?
予期不安とは、未来に起こるかもしれない出来事に対して過度な心配をすることです。
たとえば、職場でのプレゼンテーションが近づくと、その出来事がまだ起きていないにも関わらず、「もし失敗したらどうしよう」と不安に思うことがあります。
この不安が頭の中で大きくなり、私たちの生活に悪影響を及ぼすことがあります。実際には危険が存在していないのに、私たちの心はその想像上の危険に反応してしまうのです。
では、どうすればこの「予期不安」から解放されることができるのでしょうか?
その答えは動物に学ぶ「今ここ」に集中する生き方にあります。
予期不安を解消するための具体的な方法
予期不安に対処するためには、以下の5つのステップを実践することが有効です。
このステップを日常生活に取り入れることで、未来に対する過度な心配を減らし、「今」に集中して生きることができるようになります。
- 不安を客観的に評価する
まず最初に、自分が抱えている不安を冷静に評価します。
「この不安は今、リアルに起きていることか?それとも未来に起こるかもしれない想像上のことか?」と自問自答してみましょう。多くの不安は、まだ現実には起きていない想像上のものであることがわかります。 - 意識を「今」に引き戻す
不安が未来の出来事に基づくものであれば、それを認識した上で、「今ここ」に意識を引き戻しましょう。「今、この瞬間に自分ができることは何か?」を考え、現実に焦点を当てることで、不安から距離を置くことができます。 - できることとできないことを分ける
私たちがコントロールできることには限界があります。未来に関する不安が「自分のコントロールできる範囲内のこと」なのか、「自分ではどうにもできないこと」なのかを判断しましょう。
自分がコントロールできることに集中し、できないことは無理に解決しようとしないことが大切です。 - 行動を起こす
コントロールできる範囲内でできることが明確になったら、すぐに行動に移しましょう。たとえば、プレゼンが不安であれば、準備に時間をかけて入念に練習することが効果的です。行動を起こすことで、自分の手で不安を軽減することができます。 - 結果を自然に委ねる
最後に、自分ができることをすべてやり切ったら、あとは結果を心配せず自然の流れに委ねます。「これ以上はどうしようもない」と自分に言い聞かせ、手放すことで、心の負担が軽くなります。
いかがですか?
試しにやってみてくださいね!^^
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