大阪市であがり症(赤面症)を整体や気功・心理療法を使って克服するお手伝いをしている大阪城東メンタルヘルス気功整体院の上西です。

先週はGWでしたが、皆さん楽しまれましたか?

私はドライブを楽しんできました。^^

今週からまたよろしくお願いします。

今週は施術で重要視している「脳」についてです。

脳は人間にとって大事な器官であることは言うまでもありません。

その中でも特に重要な場所はどこと思われますか?

私は施術時に「前頭前野」の乱れ改善を特に意識しています。

「前頭前野」とは額部分にある脳の一部です。

前頭前野を調整することで、あがり症や自律神経失調症をはじめとする、色んな不調が整えられると考えているからです。

その前頭前野とはどういうものかを脳科学辞典サイトより引用してみます。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%89%8D%E9%A0%AD%E5%89%8D%E9%87%8E

前頭前野はヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。前頭前野は系統発生的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに,個体発生的には最も遅く成熟する脳部位である。一方老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている。さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係している。
引用以上

実は前頭葉がいちばんエネルギーを使う場所と言われています。

言い換えれば「前頭葉はいちばん疲れに弱い脳」と言えるでしょう。

前頭葉が「疲れ」に弱いならどうすれば良いでしょうか?

「疲れ」とは、脳が感じる刺激に対して酸素が足りないことを指します。

つまり、前頭葉の機能が低下したときの対策は、刺激を少なくして酸素を増やすことです。

具体的に言いますと、
1.刺激からできるだけ遠ざかる。
2.深呼吸をおこなう。

ということになります。
ではこの2つをご説明いたします。

1.「刺激からできるだけ遠ざかる」
五感の感覚をできるだけ少なくすることです。

光・音・運動などの固有感覚・臭いなども
できるだけ少なくすることが重要です。

うつの方が引きこもったり昼夜逆転になったりしますが、これは、低刺激を維持するやり方なので症状が重症の場合はこれらを無理に治そうと思わない方がいいのです。

2.「深呼吸をおこなう」
酸素は一番のエネルギー源になります。
ですから、酸素を供給しないと前頭葉は活性化しません。

そのため、「深呼吸」という当たり前のことが
とても大事になります。

しかし、注意が必要になります。

ある研究機関が発表したデータによりますと、通常、深呼吸をすると副交感神経が活性化するのですが、逆に副交感神経の機能が低下してしまう人もいるということです。

それはどんな人かというと、
呼吸筋が緊張している方です。

呼吸筋が緊張していると
深呼吸をするのに大きな負荷がかかり、
まるで筋トレをしているようになります。

つまり、深呼吸しても酸素がたくさん体の中に入らないばかりか、副交感神経の機能も低下してしまうのです。

このような方は、深呼吸をしても血液中の酸素濃度が下がってしまうことも多いです。

そのため、まずは呼吸筋をゆるめる手技を行う必要があります。

しかし、この前頭葉は「人間らしく生きる」という大事な機能を持っています。

そのため、前頭葉が働かなくなると、生活で色々な支障が出てきます。

例えば…
・感情のコントロールがきかなくなり、怒りっぽくなったり泣きたくなったりする。

・一次記憶・予期・計画する機能が低下し、大事なことにも反応できなくなる。

・文字や言葉を理解するのが難しくなる。

これはうつの症状と全く一緒であり、うつは前頭葉の機能低下が原因(だけじゃありませんが)と言われているのです。

私が施術時に呼吸筋を柔らかくするのも、これらのことと関係します。

上記以外にも「前頭前野」を整える方法はありますが、自分で行うのは難しいかもしれません。

また機会があれば、お知らせしますね。
あがり症(赤面症)を克服したい方は、大阪市であがり症(赤面症)専門の大阪城東メンタルヘルス気功整体にご相談くださいね。

併設 あがり症(赤面症)専門の心理療法院
http://osaka-joto-chiro.net/

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