自律神経と運動の関係
- 2013/7/1
- 自律神経安定法
最近の研究で、自律神経の乱れ・うつ病・パニック障害の方は頭のおでこ部分にある、脳の前頭葉の血流が良くないということが分かりました。
これらの症状が改善した方の前頭葉は、血流が良くなっているとのことです。
前頭葉の血流が改善のために、自分で出来る方法をご紹介しますね!
そこでまずおすすめするのは運動です。
運動には、体を動かすことで筋肉・脳、全身の血流が促進して代謝を促進する効果があります。
そして運動によってノルアドレナリン・ドーパミン・セロトニンなどの神経伝達物質(抗うつ薬・安定剤などはこの神経伝達物質を調整するものです)を自ら作用させて、達成感や爽快感が得られるのです。
症状がある方で運動の習慣がある方はまれです。
特に有酸素運動を定期的に行うことです。
運動から離れている方は、20分のウォーキングから始めると良いでしょう。
ある程度習慣化してきたら、パターンを変える必要が出てきたということですから、時間を伸ばしたり、ウォーキングから軽いジョギングに変えていきましょう。
大事なのは”計画を頭で立てて行う”ということ。始めから頑張り過ぎて、辛くて続かないようでは計画ミスということになってしまいます。
コントロールミスです。(こういう方は、他の事にも始めから飛ばし過ぎのパターン傾向があるのかもしれませんね…。こういう失敗で自分のパターンに気付くのが大切ですね。)
ここで注意しておきますが、重度のうつの方は外の風に当たるだけでも疲れるので、そういう方はまだ運動をする時期ではありません。
まず心身の休息を優先して下さい。
“天気が良いから外に出てみようかな”と少し体力・気力が溜まってきたら、お散歩から始めてみましょう。