ストレスに強くなるには

9月に入りましたが、残暑が厳しいですね。
こんな暑さもストレスとなって
自律神経を乱してしまうのですが、
本日は、ストレスに強くなる方法をお伝えします。

結論からお話しますと、
ストレスに強くなるには、
交感神経の力を高める必要があります。

「暑さ」というストレスに強くなるのも
「人間関係」というストレスに強くなるのも
交感神経の力が強いことが重要です。

最近、立ちくらみや
起立性調節障害の患者さんが多いですが、
これもストレスに弱いことで起きます。

< ストレスとは…? >

基本的なことですが、ストレスに強くなるには、
「ストレスとは何か」を
理解しておく必要があります。

私どもでは分かりやすくするために、
ストレスを以下の4つに分類しています。

1.精神的ストレス
2.構造的ストレス
3.化学的ストレス
4.温度・湿度・気圧等のストレス

前にもご紹介いたしましたので、
箇条書きで簡単にお伝えしますね。

1.精神的ストレス
・嫌だなと思うこと
・気持ちを抑えること
・何かを失うこと

2.構造的ストレス
・筋肉の緊張
・体のゆがみ
・不良姿勢
・合わない靴やイスなど

3.化学的ストレス
・栄養の過不足
・薬品
・大気汚染
・食品添加物など

4.温度・湿度・気圧等のストレス
・暑い寒い
・不快の湿度
・低気圧など

他にもウイルスや菌などの
生物的ストレスもありますが、
うつや自律神経失調症にあまり関連がないので
除外します。

ストレスがなければ快適に過ごせると思うでしょうが、
実はストレスはある程度必要になります。
なぜなら、
ストレスがあることで交感神経が活性化するからです。

< ストレスに弱くなる理由 >

ストレスに抵抗するには
交感神経をはたらかせる必要があります。
一般的に「ストレスに弱い」というのは、
この交感神経のはたらきが弱いのです。

そのため、
交感神経のはたらきを弱める原因を取り除いてあげると、
ストレスに強くなるのです。

< 交感神経のはたらきを弱める3つのこと >

・交感神経が活性化する気持ちを抑え込む
・筋肉運動をしない、大声を出さない
・物事をあいまいなままにしておく

ではそれぞれをご説明いたします。

・交感神経が活性化する気持ちを抑え込む
怒りや喜びという気持ちは、
交感神経を活性化させます。
そのため怒ったり喜んだりすることを抑え込むと
交感神経がはたらかなくなってしまいます。

「怒ってはダメ」
という価値観をお持ちの方は多いでしょうが、
これは時と場合によります。
怒らないといけない時にはきちんと怒らないと、
交感神経がはたらかないばかりか、
相手が「同じことをしてもいい」と思ってしまいます。

また、喜びも遠慮しないで表現したほうが、
交感神経は活性化します。
スポーツ観戦やライブなどでは、
喜びを表現しやすいですから、
そういったものを利用するのもいいでしょう。

・筋肉運動をしない、大声を出さない
筋肉を使ったり大きな声を出したりすれば、
交感神経は活性化します。
特に強い運動(息がゼーゼーハーハーするぐらい)は、
効果があります。

・物事をあいまいなままにしておく
交感神経は「決断する力」を育てます。
優柔不断になるのは、交感神経の力が弱くなっているからです。
そのため、物事をあいまいにしていたものを
色々な意味で「決断」していくことも
交感神経を活性化させます。

いかがでしたでしょうか。
このように交感神経を活性化させていくと
段々とストレスに強くなっていきますので、
生活に少しゆとりが出てきます。
続けることで効果が出ますので、どうぞお試しくださいね。^^


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