睡眠をとれてますか?

まだまだ寒い日々が続いています。
寒いと布団から出たくないですね。

ということで今回は睡眠について書いてみましょう。

< 睡眠のはたらき >

睡眠の効果については、その他の人間の体に関することと同様に、
すべてが解明されているわけではありません。
そのなかでも、はっきりしているものについてみてみましょう。

1.成長
 グロースホルモンのはたらきによって、細胞の増幅成長を促します。
 子供の成長には欠かせませんね。

2.修復
 グロースホルモンによって、傷んだ細胞の修復を行います。
 成長させるだけでなく、修復を行ってくれるので元気になります。
 アンチエイジングでお肌もつやつやに!

3.疲労の回復
 老廃物を除去して、機能の回復を行います。
 ゴミがたまっていると、疲れが抜けないし、
 能力のパフォーマンスも低下します。
 またアルツハイマーの予防にもなります。

4.情報処理
 情報を統合処理して、スムーズな神経伝達のための最適化を行います。
 ただ回復をするだけでなく、バージョンアップします。

< 睡眠不足による影響 >

睡眠にはいろいろなはたらきがありますが、
それでは睡眠が不足することで、どのような影響が出るのでしょうか?

1.グレリンの増加
 食欲が抑えられなくなったり、太りやすくなったりします。

2.細胞の修復力の低下
 細胞が傷ついた状態が戻りきらないために、
 肌が荒れたり、炎症が常態化して様々な不調につながったり、
 機能が低下したりしてしまいます。

3.エネルギーの低下
 疲労が回復しきれないということは、
 ガソリンが少ない状態でいることと同じようなもの。
 エネルギーの不足によって、
 免疫機構や自律神経にもエネルギーを回せないので、
 簡単に具合が悪くなってしまいます。

4.パフォーマンスの低下
 細胞が傷ついたり、たまったゴミが排泄されていなかったりするために、
 作業効率が下がってしまいます。
 7時間睡眠が5時間睡眠になると
 約30%程度パフォーマンスが下がるといわれています。
 そのことに本人の自覚は全くないのだとか。

< 適切な睡眠 >

このように、睡眠による影響は多岐にわたっています。
私たちが効果的に睡眠をとり、エネルギーチャージをするために、
何が大切かをみていきましょう。

1.睡眠時間
 睡眠時間が7~8時間ぐらいの人の平均余命が
 最も長いというデータが出ています。
 つまり長生きできるということですね。

 7時間より少ない場合や、逆に8時間よりも多い場合も、
 平均余命は短くなります。
 あまり寝すぎても良くないのですね。

 起きているときのパフォーマンスを回復させるということを考えても、
 7~8時間は睡眠をとることが良さそうです。

2.睡眠の質
 とくに寝はじめる最初の睡眠のときにグロースホルモンが分泌されます。
 そのため、いかにスムーズに睡眠に入れるかがとても重要です。

 深い質の良い睡眠をとるためには、
 睡眠の前に神経が興奮するような刺激を与えないこと。
 寝る前のスマホは控えましょう。

 また日中にある程度、外に出かけて活動して、
 覚醒と安定のホルモンであるセロトニンを分泌させ、
 睡眠のホルモンであるメラトニンが
 分泌しやすい状態を作っておくことが大切です。

3.就寝時間
 メラトニンは、活動し始めてから14時間ぐらいで分泌され始め、
 16時間ぐらいでマックスになります。
 つまり睡眠8時間のリズムは理にかなっているのですね。

 もし朝7時に起床するなら、入眠時間を考えても
 夜11時ぐらいには床に就くのが良さそうです。
 

質の良い睡眠をたっぷりとることは、
ただエネルギーチャージをするだけでなく、
ストレスも軽減させることができます。

プラスを増やして、マイナスを減らす。
そのためにもぐっすり眠って、元気な毎日を楽しみましょう!

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