緊張神経の過剰反応が不安に直結

自律神経が乱れると、緊張神経が常に働いてしまうことになります。

常に緊張状態が続くということにより、不眠症になってしまうことが多々あります。

今回は不眠症をテーマに書いてみますね。

不眠症でお困りの方が知っておくべきこと

1. 睡眠と意識、無意識の関係

当院にお越しの患者さんが悩んでおられる症状はいくつもありますが、その中でも不眠症は多くの方が他の症状と併発しているように感じます。

今回はその不眠症の種類や原因などを詳しく紹介しますね。

不眠症には様々なタイプがあり、寝つきが良いのに中途で目が覚める「中途覚醒」や全く眠りに入れない「入眠困難」などがあります。

本日は、これらの症状の原因について掘り下げ、自律神経失調との関係に焦点を当てていきます。

1-1. 意識と無意識の違い

心の状態は意識と無意識の二つに分けられます。
例えば、文章を読んでいるときのように、私たちは意識的に行動することがありますが、心臓の動きや歩くときの体の動きなどは無意識に行われています。

自律神経の働きや慣れた行動は無意識になりがちで、これが不眠症の原因にも関わってきます。

1. ストレスと不眠症の関係

2-1. ストレスと意識
新しいストレスがある場合、初めはそのストレスに対抗しようとします。
この時、ストレスは意識され、交感神経が活発化します。

しかし、継続的なストレスに対しては、そのストレスを意識することが難しくなり、無意識的にストレスを感じるようになります。

特に患者さんが「特にストレスはない」と感じる場合、これは無意識にストレスに慣れすぎている可能性があります。

2-2. ストレスと不眠症のタイプ

不眠症には入眠困難と中途覚醒の二つのタイプがあります。
入眠困難は新鮮なストレスを感じ、これを意識的に受け止めてしまうことが原因です。

一方、中途覚醒は無意識にストレスを感じている状態で、眠りに入ることはできるものの、無意識のストレスが作用して中途で目が覚めてしまいます。

1. 無意識のストレスと体の緊張

3-1. 無意識のストレスと緊張
人はストレスを感じると筋肉を緊張させる傾向があります。

たとえ患者さんが「特にストレスはない」と思っていても、筋肉の緊張があれば無意識にストレスを感じている可能性があります。

この緊張が体のゆがみを生み、無意識のストレスとなりやすいのです。

3-2. 体のゆがみと無意識のストレス
体のゆがみに気づかない方が多いですが、これが無意識のストレスにつながります。

ゆがみが続くと、自分の体や心を無意識に粗末に扱っている可能性があります。
そして、これが不眠症を引き起こす一因となります。

1. 対策としての意識の向け方

4-1. 意識的なストレス対策
無意識のストレスに気づくためには、意識的にストレスを感じるように心がけることが大切です。
自分が何をしたいのか、自分の欲求を感じるようになると、意識的にストレスを感じやすくなります。
これによって、無意識のストレスにも気づきやすくなります。

4-2. 自分を大切にすることの重要性
自分の欲求を満たすことは、自分の体や心を大切にすることに繋がります。
無意識のストレスを放置することは、自分を粗末にすることとも言えます。
自分で自分を大切にすることが深い睡眠への道に繋がります。

1. まとめ

5-1. 自律神経との関係を理解しよう
不眠症に悩む方は、意識と無意識の関係や自律神経の働きを理解することが大切です。

意識的なストレスと無意識のストレスの違いを理解し、自分の体や心に意識を向けることで、不眠症の解消に繋がります。

5-2. 自分を大切にしよう
無意識のストレスに気づくためには、自分の欲求を大切にすることが必要です。

自分が何を求めているのかを感じ、それを満たすことで、安心感が生まれ、深い睡眠に繋がります。

不眠症は個人差がありますので、重症な場合は当院を含めた専門機関に相談することも検討してください。

良質な睡眠は健康の基本ですので、自分の不眠症に向き合い、適切な対策を取ることが重要ですよ。

併設 あがり症（赤面症）専門の心理療法院
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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長　　上西　誠