自律神経の鍛え方
- 2013/11/5
- 自律神経安定法
今回は病院での治療にも用いられている「自律訓練法」を紹介しますね。
一種の自己暗示をかけて、心身の緊張を解きほぐす方法で、実際は6段階までありますが、家庭では2段階までで十分です。
姿勢はイスに座るか、横になります。慣れたら、電車の中や会社のデスクなど、どこでも簡単にできるようになります。
終わった時は、ボーッとした状態になっていますから、「解除」を忘れずに行って下さい。
●基本姿勢
椅子に深く腰掛け、体の力を抜く。
ひざは拳(こぶし)1つ分開いて両手の手のひらをひざの上に置く。
頭はやや前に傾ける。
「気持ちがとても落ち着いている」と心の中で繰り返して、リラックスする。
●重感・温感の訓練
重感の訓練……
まず、右手に意識をもっていき、「右手がとても重たーい」と心の中で繰り返す。
右手が重く感じたら、左手~右足~左足の順に重感を得ていく。
温感の訓練……・
前回と同様、「右手が温かーい」と心の中で繰り返し、左手~右足~左足順に温感を得ていく。
全身が暖かい感じになったら、「解除」を行う。
●解除の仕方
両手を3回、ゆっくり握って開いてから、腕を曲げながら力を入れる。
両手が肩に触れるまで深く曲げ、両手を深く握りしめる。
力を抜きながら、両腕をゆっくり前に伸ばす。
両手を上に伸ばし、足のつま先まで力を入れて、思いっきり伸びをする。
必ず解除は行ってくださいね!