発達障害の原因

最新の発達障害の研究では、学校に馴染めない子供が不登校になる原因として注目されています。

発達障害の原因ですが、いろんな説がある中で覚醒化脳外科手術の第1人者である篠浦伸禎先生の説が注目されています。

内容を簡単に説明してみますね。
脳は大きく分けて以下の2重構造になっています。

大脳辺緑系(本能)怒り、興奮、不安、快感、嬉しいなどの感情を出す。大脳新皮質(理性)知性、思考などで感情を抑える部分。

位置的に説明すると、本能をつかさどる大脳辺緑系の上に覆いかぶさるように、大脳新皮質があります。

 

 

幼児期は本能の部分である大脳辺緑系が活発に動くので、感情の赴くまま泣いたり喜んだりします。

成長するにつれて、理性をつかさどる大脳新皮質が発達して自分の感情を抑えるようになり、大人の行動になっていくのです。

ですので、殆どの大人は子供の時と同じように日常的に泣いたり、喧嘩したりしなくなるわけです。

ところが、発達障害の場合、大脳新皮質の押さえる動きが弱く、大脳辺緑系を抑えることが出来ません。

その結果、本能の赴くままに感情的な行動をとってしまうというわけです。

では、なぜ本能の暴走を理性が止めることが出来ないのでしょうか?
これにも理由があります。

大脳辺緑系と大脳新皮質の間に帯状回という仕切りがあり、成長するにつれてこの仕切りによって理性と本能が分かれるのです。

ところが、この仕切りがその役割を果たさない時があるのです。
役割を果たさないことにより、理性で本能を抑えることが出来なくなるというわけです。

この仕切りを働かせるようにするため、試行錯誤しながら日々研究しております。^^

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