ゆっくりできますか?
- 2016/10/24
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今更言うまでもありませんが、当院では自律神経の乱れを安定させる事により、色々な身体の問題を改善させています。
患者さんから、施術後に受ける質問として多いのが、「自宅ではどのように過したらよいのでしょうか?」という問いです。
私の答えは実にシンプルです。
「何もしないで、ゆっくりして下さいね」
経験された方なら分るかも知れませんが、簡単な事のように思えて、実はこれが結構難しいのです。
自律神経を乱す傾向の方の多くは、責任感が強くて、真面目です。
(勿論、例外もありますが)
そんな責任感のある方は、早く改善したいと焦り、ゆっくりしてくれないのです。
でも休養を取るか取らないかで、改善のスピードは大きく変わってきます。
(時間があれば休もう)ではなく、時間を作って休養するようにして欲しいところです。
私のお願いを聞いて、(それなら休もう)と思って、休養を取って貰ったとします。
今度は、違う問題が出てきます。
休んでいる時も心の中では、仕事の事や嫌な事など、ストレスの方向につい考えが向いてしまった経験はありませんか?
私もそうです。
嫌な事は考えない様にしようと思い、「考えたらダメだ!」と意識すればする程考えてしまいます。
ここでひとつ実験です。
以下に書く事を考えないで下さい。
犬の事を、絶対に考えないようにして下さい!
どうですか?
考える事を禁止した為に、逆に今まで考えていなかった犬の事が頭に浮かんできたと思います。
このように「考えないようにしよう!」と意識すればするほど、考えてしまうのが人間の脳なのです。
ではどうすれば、何も考えないで休養を取れるのか?
それは、意識のチャンネルを変える事です!
意識のチャンネルを変えるとは、簡単に言えば、別の事を考える事。
次回は、その方法を説明しますね!