「怒り」とは?
- 2016/5/30
- 私の考え
日々を過ごしていると、家庭内や職場、学校等で
どうしても腹が立つ事って誰にでもあると思います。
そんな時に、あなたは、黙って耐えますか?
それとも、相手に怒りの感情をぶつけますか?
あるいは、冷静に対処出来ますか?
実は、怒りというのは二次的な感情で、
最初に感じる思いではないそうなのです。
どういう意味かというと、例えばあなたがある喫茶店に入りました。
ところが、オーダーを取りに来たウェイターが、水を乱暴に置き
注文しても返事もろくにせずに無愛想な態度を取ったとします。
あなたはどう思いますか?(この店はどんな接客教育をしているんだ!)
と感情を害するのではないでしょうか?
私の友人なら、直接店長を呼んで、苦情を言うかも知れませんね。(笑)
でもこの時、最初に感じるのは「怒り」では無い事が殆どなのです。
注意深く自分の気持を探ってみると、最初は怒りというより、そのウェイターに失礼な事をされた事によって、自分の自尊心、プライドを傷つけられた結果、惨めな思いになっているという事に気づくでしょう。
その惨めな思いを怒りによって、紛らわすのです。
よく考えてみれば、思い当たる事があると思います。
でも失礼な事をされたのだから、二次的な感情とはいえ、
怒るのは当然だと思う方が多いと思います。
私もそれに異論を唱えるつもりはありませんが、感じた怒りをそのまま相手にぶつけても、その時は謝るかも知れませんが、内心反発される可能性が大でしょう。
あなたも、その雰囲気を察し、ムカムカ感が修まらずに「怒り」という負の雰囲気が周囲を包むかも知れません。
なら、どうすればよいのか?
答えは実にシンプルです。
最初、感じた惨めな思いを相手に伝えるのです。
今回の例で言えば、ウェイターに「あなたに無愛想な態度を取られ、惨めで辛い思いをしました」と、怒りではなく、寂しい思いを伝えるのです。
すると、相手も怒りではなく、申し訳ない感情になりやすくなります。
(そうかなぁ)と思うかも知れませんね。(笑)
実は、私もこの事を知ってから家庭内で実践しているのです。
次回は、私の家庭の具体的なケースを挙げてみますね。