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自律神経とストレスと過敏性腸症候群(IBS)
- 2024/1/26
- 過敏性腸症候群(IBS)
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自律神経と胃腸炎症の関係
自律神経と胃腸炎症: ストレスと過敏性腸症候群の影響
- 自律神経と胃腸炎症の関係
今回のテーマは、自律神経の関係で胃腸が乱れてしまい引き起こされる炎症に焦点を当てます。
炎症は一般的に胃腸炎や大腸炎、関節炎、血管炎など、さまざまな状態を指します。
この炎症の発生には、特にストレスや過敏性腸症候群(IBS)などが密接に関与しています。
当院にお越しの方の中にも、過敏性腸症候群(IBS)でお困りの方は年々増えているように感じます。
炎症のサイン
1.1 炎症のサイン
炎症が生じると、様々なサインが現れます。
その中でも特に問題となるのは、「痛み」と「能力の低下」です。
例えば、胃炎の場合、胃の本来の機能が低下し、食べ物の消化が妨げられます。
このような炎症は、日常生活に支障をきたしやすいものとなっています。
炎症の発生メカニズム
- 炎症の発生メカニズム
炎症の原因として、現代医療的には菌や異物の侵入、不要な物質の排除が挙げられます。
一方で、自律神経的な視点から見ると、交感神経の過剰緊張が炎症の発生に影響を与えます。
少し専門的ですが書いてみますね。
交感神経の亢進は、炎症を引き起こす物質である顆粒球やサイトカインの過剰な放出を促します。
【参考サイト】
ストレス反応とストレスコントロール
九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学講師 中村 吉男 著
16ページ
https://www.knwu.ac.jp/uploads/ck/admin/files/career/2022/sutoresuhannou2022.pdf
顆粒球の特徴
2.1 顆粒球の特徴
顆粒球は免疫系の一翼を担い、菌への攻撃を行います。
交感神経の亢進により顆粒球が異常に増加すると、自身の細胞に攻撃を仕掛け、口内炎などの炎症が引き起こされることがあります。
2.2 サイトカインの影響
サイトカインは炎症を促進する物質であり、通常は迷走神経によって制御されます。
しかし、交感神経が優位に働く状態では迷走神経が機能せず、サイトカインの過剰な放出が続き、炎症が収束しづらくなります。
簡単に言うと、自律神経の内の緊張神経である交感神経が優位になりすぎると炎症が起こしやすくなり、過敏性腸症候群(IBS)にもなりやすいということです。
炎症への対策
- 炎症への対策
ではどうすれば炎症を起こさなくなるのでしょうか?
炎症が抑えられれば、過敏性腸症候群(IBS)も改善することになります。
自律神経的な視点から考えると、炎症の対策はストレスから逃れることが鍵となります。
ストレスがかかると交感神経が亢進し、炎症を引き起こすリスクが高まります。
従って、薬物治療よりも重要なのは、日常生活でのストレス管理です。
安静で心地よい時間を過ごすことが、自律神経のバランスを取り戻し、炎症の予防につながります。
まとめ
- まとめ
今回は自律神経が乱れることで引き起こされる炎症に焦点を当て、そのメカニズムと対策について紹介しました。
炎症は単なる痛みや腫れだけでなく、本来の臓器の機能低下にもつながります。
日常生活でのストレス管理が重要であり、安静で穏やかな時間を確保することが、健康な自律神経と炎症の予防につながると思います。
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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長 上西 誠