あがり症を克復したい方の多くは、まず話し方教室やスピーチのレッスンに行かれます。

そこでは、緊張しないコツや考え方を学んだうえで、実際に人前で話す練習を繰り返して場数を踏み、あがり症を克復する方法をとることが多いです。

そこでは、同じあがり症の方が集まっているので、他人の目を気にすることなく比較的落ち着いて練習できるので、効果はあると思います。

実際多くの方が、その方法であがり症を克復されています。
しかし残念ながら、100%の方がそれで克服されているわけではありません。

当院に来られる方は、話し方教室やスピーチレッスンでは、あがり症を克復できなかったという方が沢山来られています。

上記の教室で克服できた方と出来なかった方に違いがあるのでしょうか?

私のこれまでの経験からの考えですが、あがり症の原因に違いがあると思います。

もとから脳の緊張を感じさせる部分が、過剰に反応しやすい人と何かの経験をしたことで脳が過剰に緊張するようなった人との違いがあるのです。

もとから脳が過剰に緊張する方の場合、トレーニングを積んでも効果が上がりにくく、トレーニング自体が大きなストレスになってしまいます。

悪くすれば、トレーニングにより緊張癖がひどくなる場合もあるのです。

そんな方の場合、心の緊張だけでなく体の緊張も同時並行で取り除く必要があります。

心と体の動きは繋がっています。
体が楽になれば、心も楽になりますが、逆に体が緊張すれば体も緊張してしまいます。

心身を同時にリラックスさせることで、脳の過緊張は静まっていき、人前で話すことが徐々に苦痛でなくなっていくわけです。^^

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