悪人ばかりの仲良し家族とは?

今回は善人と悪人になぞらえた、
面白い話を聞いたので、以下に紹介します。

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あるところに、2軒の家が並んでいまして、
一軒の家では毎日喧嘩が絶えません。

もう一軒の家では、家族みんな仲が良いと。
そこで、ケンカばかりしている家の主人が、
仲が良い家の主人に相談します。

すると、意外な答えが返ってきました。
「あなたの家はきっと“善人”ばかりの家族でしょう。
私の家は“悪人”ばかりの集まりだから、ケンカしないのです」

? ? ?

ケンカばかりしている家の主人は、
意味が分からずに家に戻りました。

翌朝、隣の仲の良い家が何やら大騒ぎをしています。
どうも、その家で飼っている馬が、
家の中を飛び回っているようです。

(となりの家でもケンカが始まるぞ!)と思い、
主人がのぞきに行きました。

すると、こんな会話が聞こえてくるのです。
おじいさんが、「私が悪かった。夕べ、馬を繋ぐ時に、私が不注意だったんだ。そのせいで、こんなことになってしまった」と言う。

今度は、おばあさんが出て来て、
「この私が不注意でした。私が悪いのです」と言う。

すると、若い主人が出て来て
「年寄りは早く寝て当然なのに、若いこの私が不注意だったのです。
私にこそ責任があります」と言っていると、その奥さんが
「いいえ、それにも気が付かなかった私が悪かったんです」と

『仲良し一家』が、みんなで言い合っているのを見せ付けられて、
やっと『喧嘩一家』の主人は気が付きました。

「なるほど。隣のご主人が、『我が家は”悪人”ばかり集まっているから喧嘩にならない。お宅は”善人”ばかりだから喧嘩ばかりなのでしょう』
と教えてくれたのは、このことだったのか。

我が家も見習って、”悪人”ばかりの家にしたいものだ」
というお話です。

自分の中の正義や善を通そうとすると、
「自分は合っている!相手が間違っている」
という思考にしかなりません。

自分がまだまだ未熟で不完全な人間、
つまり自分が悪いと言える人が集まると、
「自分が悪かった。相手は素晴らしく頑張ってくれている」
という思考になるので、争いが起きないばかりか、

自分の責任と捉えるので「成長」もできるのです。
自分が変わる!自分が直す!自分が成長する!

相手のせいにした瞬間に、自分は何も変える必要がありませんから、
1ミリも成長しないということです。

どんなときでも「相手の気持ちと相手の立場」
に配慮でき、相手を責めるのではなく
「自分」の責任と捉える人が、結果的に喜ばれる存在になっていきますね♪

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