患者さんの気づき

先日、パニック障害と病院で診断された、
ある患者さんからメールが届きました。

現在、同じ症状で悩んで居られる方に
とても参考になる事が書かれていると思い、
患者さんの許可を頂いた上で、掲載させて頂きます。

個人特定される可能性のある部分は、
伏せていますので、ご了承下さいね!

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上西先生

こんにちは。2月初めの日曜は寒いですね。
今日は、午前に映画を観に行きました。

これが、面白くない(笑)
2時間程、居眠りもせず我慢してましたが体も疲れて、
うんざりとして来た時、指先が冷たくなりだしたのです。
(発作の予兆だと分かりました。)

そのうち、心臓が急激に早くなり、
何と2年振りに「パニくる発作!」に襲われました。

通常、恐怖や不安感で発作はどんどんエスカレートするのですが、
目を閉じて「私は死んだりしない。発作はせいぜい2分で治まる」
と気持ちを強く向け落ち着きました。(^^)v

心療内科の通院や、先生の施術では「良い感じ!」
に回復していると思っていたので、発作の事はショックでした。
(治ってない・・。)

落ち込んだ気分のまま、昼食を済ませ一息ついた時に
「何で、美味しく食事が出来て、映画観て楽しくすごせる事、
今ある沢山の幸せには目を向けないの!マイナス要素ばかり数えてる」
改めて、そう感じました。

夫に話すと「症状よりも、そう思える気持ちが大きな回復なんとちゃう。
気持ちは治ってる。」すごく嬉しい言葉でした。

今回の発作は、マイナスにばかり目を向ける私への「警鐘」だったようです。
先生にお伝えしたくて、長くなりました。○日楽しみにしています。
以下は、私の返送メールです。

○○さん、メールありがとうございます!

今日も抜き打ちテストがあったようですね!
その厳しい抜き打ちテストに○○さんは、見事パスしたのですよ!

心の中に住んでいる「不安くん」は自分の影響力が落ちてくると、
自分の存在を誇示する為に、力いっぱい自己主張をしてきます。

「どうだ!怖いだろ!俺はここにいるぞ!!」
と自分に目を向けさせる為に動悸や焦り、
恐怖感を出させる様にし向けるのです。

その罠にはまり、不安にばかり目を向ければ、
「不安くん」の影響力が元に戻ってしまいます。
多くの方がその罠にはまってしまいます。

でも○○さんは、「不安くん」の罠に掛らなかったのです!
これはかなり、凄い事ですよ!!

これが経験となり、「不安くん」がかけてくる罠に落ちる事はもう無いでしょう。
すると、彼も諦めてしまい、罠をかける事もテストする事もなくなります!

安心してください!
着実に良くなっていますよ!
今日は素晴らしい事を教えてくれてありがとうございました!

○日にお話し聞けるのを、楽しみにしています!
以上です。
同じ症状でお悩みの方、居られましたら症状が出た後、
少し見方を変えてみてはいかがでしょう?

きっと、いままで見えてなかったものが見えてくると思います!

最後に、メールを送って頂いた患者さんに、
貴重な事を教えていただけたこと、心から感謝いたします。

ありがとうございました!

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