悲しみが癒えるまで
- 2015/4/22
- 私の考え
人は生きていると、どうしてもつらい事や悲しい事に遭遇しなければなりません。
そのつらい事、悲しい事を経験した後、これらの事から立ち上がるために、あるプロセスを経ていきます。
とても参考になった本の中から、抜粋して紹介してみます。
「悲嘆のプロセス(4段階)」です。
(1)ショック 激しい衝撃の後、自分を守るために現実感がマヒする
↓
「きっと何かの間違いだ」 と否認する
↓
マヒから醒め、パニック(泣き叫ぶ、眠れない、等)に陥る
(2)怒り 「なぜ自分がこんな仕打ちを受けるのか」 と怒りを覚える
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周囲の人や、特定の個人に対して、敵意という形でやり場のない感情をぶつける
(3)落ち込み 「あの時、こうしていれば・・・」 と後悔し、自分を責める
↓
幻想にひたったり、孤独の中で悲しみにくれる
↓
すべてが虚しくなり、気力を失う
(4)受容 あきらめとともに現実を見つめる
↓
少しずつ希望が戻ってくる
↓
悲しみが消えるわけではないが、自分が扱える大きさにまでなり、新たな人生を歩み始める
(『グリーフ・ワーク』 水澤都加佐 著、アスク選書2 より)
以上が「悲嘆のプロセス」です。
今、とてつもなくつらくても、必ず立ち上がる時が出来ます。
(4)の受容の気持ちになるまで、悲しんだり、落ち込んでも良いんですよ。
自分に悲しむことへの許可を出してあげましょうね。^^