寒い日の思い出

2月は一番寒い時期ですね。

この時期になると、決まって思いだすことがあります。

20年近く前の施術家への道を歩みだしたころの事です。

当時は施術家としての腕も家族を養える収入もなく、それでも何とかしないといけないということで、出張治療をすることを思いついたのです。

そのために、チラシをまき始めたのが寒いこの時期だったのです!

最初はチラシをまくことが恥ずかしく、また不審者に思われるのも嫌だったので、暗くなってから巻き始めたものです。

手作りのチラシを1日に数百枚巻くことをノルマに毎日ポスティングしていました。

寒くてもチラシを巻くのに、手袋をしていては不便なので、素手で巻いていると、手が悴んでしまい、だんだん手の感覚がなくなってきます。

しかし、何千枚配ってもなかなか出張依頼の電話はかかってきません。

ポスティングする家の中が、やけに暖かそうに目に映って心が折れそうになったことも何度もありました。

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今の私があるのも、当時の思い出があるからです。

あのころの事を思えば、今はどんなことでも出来そうです。

当時の経験は、今の私の宝物なのかもしれませんね。

もし心が折れそうな人がいれば、こう言いたいです。

明けない夜はありません!

そして、今の経験が必ずあなたの役に立ちますよ!

あと少し胸を張って、上を向いて笑顔で、乗り切りましょう!!

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