ストレスから気持ちを外す方法

起きた出来事は変えられません。
それが、ストレスに感じるのか、
特になんとも思わないのかはその時の自分次第です。

ストレスになった場合、何もしないで時を待つより、
自分から積極的に何かをして、
ストレスを遠ざけるわざを身につけましょう。

< ボーっとするとストレスのターゲットになる >

ボーっとすることで、脳内の信号は休んでいるようで、
実はたくさん働いています。
この時の脳内の働きは、
通常時の約15倍とされています。

脳の広い範囲が活性化されていきます。

そうすると、
脳からアイディアがパッと生まれやすくなるのです。
今まで考えていたことが整理されて、
とてもクリエイティブな働きをしてくれます。

音楽家が、寝る時に布団の中で急に曲が思い浮かぶ、
なんて聞いたことがあるかもしれませんが、
それもこの脳内の状態でしょう。

脳で色々考えていた、
やりたかった方法やアイディアなどがパッとひらめくのは
とても良いことです。

しかし、考えているのがストレスのことだと、
ボーっとすればするほど
脳内が無意識にストレスに支配されていきます。
ストレスの恰好のターゲットになってしまうのです。

ストレスに思い悩まされている時、
ボーっとして時間が過ぎるのを待つことがあります。
すると、悩んでいるストレスに
脳内で次から次へとスポットライトが当たってしまうのです。

結果、ストレスが脳内で主役になり、
自分を苦しめることになるのです。
不安やイライラがぐるぐる脳内を駆け巡ります。
考えたくないのに、思い浮かんでしまう状態です。

ボーっとすることは、
一見リラックスして全てにおいて良い効果が出そうですが、
ストレスが多い時にこれをし過ぎると
逆効果になることがありますので、気をつけましょう。

< 少しの集中でストレスを遠ざける >

ボーっとすることで、脳内のエネルギーはたくさん使われ、
ストレスなことを拾いやすくなってしまいます。

ストレスが起こっている時は、
自分から何かに集中する時間を少し増やしてみましょう。
そうして、ストレスから脳内の信号を遠ざけるのです。

集中する時は、感情や思考の部分よりは
体に意識を向けるのがいいでしょう。

・呼吸に集中する。5秒吸って5秒吐く。
 右のお腹と左のお腹では、
 どちらの方が呼吸時大きく動くだろうか。
・歩くときに、右腕と左腕は
 どちらの方が軽くしなやかに振れるだろうか。
 足はどちらの方が軽いのか。
・首をゆっくり回す時、
 右回りと左回りではどちらがスムーズなのか。

体のどこかに集中していると、
そのことに脳の信号を使います。
すると、ボーっとしていた時のような
ストレスを拾いやすい脳ではなくなるのです。

ボーっとすることは時に重要ですが、
ストレス時には何かに集中するといった対策を取りましょう。

体に集中することによってストレスが弱まり、
グルグルと嫌な思いを巡らせている時間が少なくなるでしょう。

起きた出来事が変わらずとも、
自分でストレスを弱めるテクニックを身に付けていきましょうね。

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