身体の緊張を楽にするには…

いつも筋肉が緊張して固くなっている人が
おられますが、あなたはいかがでしょうか?

慢性的に身体の緊張を抱えている人は
無意識のレベルに心の緊張を抱えています。

無意識なのでなぜだかわからないのに
身体が緊張してしまうのです。

多くの場合感情を押し殺して我慢しています。

感情はエネルギーなので押し殺しても
身体に蓄積されていきます。

小さい子供や赤ちゃんは感情をそのまま表現します。
なので身体には蓄積されません。

大人になるにつれて
感情を素直に表現できなくなります。

じっとこらえて我慢するクセがついてしまいます。
その繰り返しをしているとどんどん身体の
筋肉や内臓に抑圧した感情のエネルギーが
溜まっていきます。

エネルギーなのでそれが解放されない限り
ずっと溜まっていきます。

それが筋肉のコリや緊張となり
様々な不調となって表れます。

言い方を変えるとそれらの不調は
感情の抑圧に気づかせてくれようとしているのです。

慢性のコリや痛みを根本的に解消するには
自分自身の心に気づいていく必要があります。

もちろん姿勢の影響、物理的なストレスの影響もありますが
感情のストレスがあると物理的なストレスを解放しても
必ず繰り返し症状が再発します。

では、どうしたら感情の抑圧に気づけるのか?

それは身体に繊細に気づいていくことです。
身体の感覚を丁寧に観ていくのです。

身体に繊細に気づけるようになると
身体の内部の微細なエネルギーを感じられます。

訓練すると普段の生活の中でそのようなエネルギーが感じられるようになります。
身体に気づいた状態になります。

すると抑圧した感情のエネルギーにも気づきやすくなります。

感情は気づいてしっかり味わうと解放されます。

子どもや赤ちゃんのように感情を表現しなければいけない、
というわけでもありません。

相手に感情をぶつければトラブルになる可能性もあります。
相手に対して感情を表現しなくてもいいのです。

ただ自分の中に溜まっている感情のエネルギーに
自分が気づいてあげればいいのです。

丁寧にそれを繰り返していくと
どんどん心も体も軽くなっていきます。

感情に気づく、味わう、という行為を
ついつい頭でやろうとしてしまう人も多いです。

これはそのことについて考えているだけなので
かえってストレスが増すこともあります。

感情をうまく感じられない、気づけない、という人は
なんでも頭で考えてしまう傾向があります。

思考レベルであれこれ考えても感情のエネルギーは解放されません。
むしろ頭は働かせなくていいのです。

思考を鎮めるほどに内側のエネルギーを感じやすくなります。

普段思考優位で生活している人ほど
難しく感じるかもしれません。

でも練習、訓練次第で誰でも出来るようになります。

瞑想の実践も自分の内側に気づく良い方法ですよ。^^

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