ストレス対処法は偏ってませんか?

あなたは、ストレスを感じた時に
どのように対処していますか?

本日は、ストレス対処法を4つのタイプ別にお伝えします。
その後、対処法別で起こりやすい症状、
そしてその対策をお伝えしていきます。

<  4つのストレス対処法 >

人はストレスを感じると以下の4つの方法で対処します。

1.過ぎ去るまで我慢する
2.戦う
3.逃げる
4.人間関係で乗り切る

では一つずつご説明していきます。

1.過ぎ去るまで我慢する
ストレスを感じてもそれを何とかしようとせずに
ただ過ぎ去るのを待つというやり方です。
子供のころ、親から怒られた時や、
先生や上司に怒られた時など、
ヘタに言い訳でもしようものなら
余計に怒られますので、
ただ、終わるまで我慢するということは
誰でもしたことがあるのではないでしょうか。

2.戦う
例えば上記の親や上司などに怒られた場合、
言い返したりしてストレスと戦う人もいるでしょう。

3.逃げる
上記の例では、怒られると分かったら
さっさと逃げてしまうのがこちらです。

4.人間関係で乗り切る
上記の例では、親や先生の言い分を聞いて
怒られた理由を把握して謝ったり、
あるいは、事情があってそのようになった場合は、
相手が理解できるように説明したり、
仲介してくれる人を通して説明をしたりすることです。

< ストレス対処法は一つを多用してしまう >

ストレス対処法は上記のように4つあるのですが、
多くの人は自分がやりやすい「一つだけ」を使いがちになります。

例えば、我慢する人は
「私が我慢すればいいこと」と思い
我慢ばかりしてしまいます。

戦っている人は、何かというとすぐに戦ってしまいます。
逃げる人は逃げてばかりで
最終的には引きこもりになる場合も多いです。

人間関係で乗り切るというのは
一見すると良さそうに思えますが、
人間関係を壊すことを恐れ
人からのお願いなどを断れない傾向にあります。

本来、ストレス対処法は
個々のストレスにより、
あるいは環境や状況により
4つのうちのどれが適切かを選択するものです。

しかし、多くの方は、つい慣れ親しんだ方法だけで
ストレスに対処してしまうため
体や心に負担をかけてしまうのですね。

< ストレス対処法別の症状 >

ではストレス対処法別のよく起こる症状をお伝えします。

1.過ぎ去るまで我慢する
ストレスがなくなるまで我慢するという方は、
交感神経も副交感神経も働けなくなる症状が起こります。
そのため下記の症状がよく出ます。
・朝が弱い、起き上がれない
・過眠(眠る時間が多い)
・起立性調節障害
・立ちくらみ
・手足に力が入らない
・頭がはたらかない
・集中できない
・記憶力が低下する
・下痢
・色々な刺激に過敏
・一人になりたいと思う

2.戦う
ストレスと戦う方は交感神経が過剰に働きます。
そのため下記の症状がよく出ます。
・不眠(眠る時間が少ない)
・高血圧
・高血糖
・動悸や頻脈(心拍数が多い)
・肩こりや腰痛など筋肉が緊張する
・頭痛
・便秘
・あせり
・不安
・過敏
・自らストレスを作る行動をする
(言うとトラブルになるけど言わないと気がすまないなど)

3.逃げる
ストレスから逃げる方も交感神経が過剰に働きます。
そのため、上記の「ストレスと戦う人」と同じような症状が出ます。
一つ違うのは、トラブルになるようなことから避けるため、
引きこもりがちになります。

4.人間関係で乗り切る
ストレスを人間関係で乗り切ろうとする方は、
交感神経の働きが弱くなります。
そのため、下記のような症状が出ます。
・人からの頼みを断れないため、心身ともに疲労
・涙が出てくる
・手に力が入らない
・のどに違和感がある
・飲み込みづらい
・息苦しい

< まとめ >

これらの対処法や症状は、
くっきり4つに分けられるというよりも
得意なパターンを頂点にしたフェード状になっています。

そのため、くっきり分けられるわけではありませんが、
自分の兆候をつかんでおくことは
ストレス対処法を多様化させて、
ストレスに強い心身を作ることになりますよ。^^

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自律神経の乱れから腰痛、肩こりまで
大阪城東メンタルヘルス気功整体院
院長  上西 誠  

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