自分の声は好きですか?

前回紹介した自宅で出来るセルフケア
を患者さんにお試しいただいたところ、
皆さんその効果に驚かれていました。^^

多くの方が喜んでいただけて、今後施術と
同時並行で希望してくださいました。

東京まで行った甲斐があったというものです。^^
こんな嬉しいときは、声が弾みますね。

突然ですが、自分の声は好きですか?
どの様な声に惹かれますか?不快な声とは?

今回は、声についてです。
“声と自律神経は関係ないのでは?”と思われる
かもしれませんが、実は凄く関係が深いのです。

現代において声の質、大きさ、聞き取りやすさなどは、
自律神経が活性化している人と自律神経が乱れている人では
まったく違うのです。

自律神経が整う行動をして、声の質が良くなり、
人間関係が良好になるヒントを簡単に伝えていきます。

< 声とは >

いい声、悪い声の定義はとても難しいです。
悪い声ではないのですが「無意味な声」はあります。

例えば
電話セールス、電車のアナウンス、病院の先生、
受付の人、デジタルで合成された声(カーナビなど)。

これらの共通点は、
「心ここにあらず」で話していること、
淡々と言葉を発しているだけなので
声に心や感情がこもっていないことです。

聴いてる方は、印象に残らず、
冷たい感じや不快に感じる人もいるでしょう。

もちろん、電車アナウンスや病院の先生、受付対応の人の中にも、
感じがいい声で話す人はいるでしょう。

なぜ「心ここにあらず」の話し方になるのでしょうか?
それは、体力、精神力を使い過ぎないように話しているからです。
自己防衛が働いているのです。

一軒一軒心を込めてセールスの電話をかけていたら、
身も心も疲れてしまいます。
一日に多くの患者さんを診ている病院の先生も、
心を込めて話していたら、時間もないですし、
病院の先生自体が病気になってしまうので、
出来るだけ疲れない話し方をして自分を守っているのです。

< いい声、伝わる声とは >

心を込めて「伝えたいという気持ち」で話している声です。

おはよう、一つでも違いますね。
ちょっとやってみてください。
嫌いな人に言うおはよう、と
好きな人に言うおはよう、は違いますよね。

話すスピードは、年齢によって変わります。
若い人は速いスピード、
高齢になると遅いスピードが理解されやすいです。

例として
NHKのアナウンサーは
1分間に350文字程度のスピードで話しているそうです。

声を出すときのコツは、視線は少し上げて、
首を上げ喉が開いていることです。

< 声を出すメリット >

ここが重要です。
視線を上げる時には、上眼瞼拳筋(じょうがんけんきょきん)という、
上まぶたを引き上げる筋肉が働きます。
この筋肉は、交感神経を活性化します。
心理的にもポジティブな感情を感じやすくなります。
喉が開く事により、呼吸がしやすくなります。

現代はスマホを使う事が多くなり、うつむく事で、
首こり、肩こりになり声が出しづらい、
息苦しいなどの症状が出やすくなります。

現代のコミュニケーションは、ネットへの書き込み、
SNS、動画を観て学ぶなどが多くなり、
声を出すことが減っているので、
若い子は声帯が発達せず、か細い声になり、
上手く気持ちを伝えるのが苦手になり、
余計、声を出さない傾向にあると感じます。

声帯を使わないとか細い声になり、
薄っぺらい人と感じさせてしまい、信用されづらくなります。
信用されないと、仕事でもプライベートでも
人間関係がギクシャクしてしまいます。

今は、感染対策のため大きな声を出す事が難しいですが、
直接会って話をして、声帯を鍛えてみてください。

声が出せて表情がいいという事は、
自律神経が活性化していますし、
いい声は信頼感が上がるので、いいことだらけですよ。^^

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