「ほてり」と「のぼせ」

突然ですが、「ほてり」と「のぼせ」の違いをご存知でしょうか?

異常に頭や顔が熱く感じることを「のぼせ」といいます。
顔、頭以外の体に起こったものを「ほてり」といいます。

s_P2180389

のぼせは精神的に緊張したり恥ずかしい思いをしたときや熱があるときにあらわれやすいものですが、自律神経のバランスの乱れや更年期障害などの疾患によって、慢性的にのぼせが起きる場合もあります。

のぼせの原因はいくつか考えられますが、自律神経の乱れにより、のぼせが起きた場合は、ストレスや疲れを上手に解消して、自律神経のバランスを保つようにすると、のぼせを防止することができます。

ウォーキング、サイクリング、水泳やヨガなど、無理せず楽しみながらできる運動を行いましょう。

また、寝る前に38~40℃のぬるめの湯船につかると、心身の緊張がほぐれて寝付きが良くなりますが、長湯はのぼせの原因にもなりますから、注意しましょう。

のぼせを食生活で解消することもできます!

のぼせやほてりは更年期障害の中でも最も代表的な症状ですが、なるべくカロリーの高い油や肉を控え、魚や野菜、豆などを食事にとり入れると改善に効果的です。

高血圧によるのぼせには塩分を控え目にするとともに、塩分のとりすぎに効くカリウムが多く含まれるほうれん草や春菊、海藻、血圧の上昇を抑える食物繊維もあわせて多くとれる芋、豆類などを積極的にとり入れましょう。

また肥満によるのぼせは食習慣を見直しましょう。

のぼせやほてりが続くときは、高血圧症、甲状腺の疾患などが隠れていることがありますので、主治医に相談するか内科、循環器科、内分泌内科の診察を受けましょう。

検査をしても異常が出ない場合は、自律神経の乱れの可能性が高いので、当院にご相談くださいね!

関連記事

2024年3月
« 2月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
ページ上部へ戻る