あなたには不安を探す癖がありませんか?

例えば会社で人前で話す予定もないのに、いつ挨拶を指名されないかと思ったり、たまたま眠れない日があると、不眠症になったのではないかと心配してしまうことです。

 

このように、わざわざ色々な体の不調を探してしまう方がいます。

更には不安な状態が少し続くと、知らず知らずに不安を探す癖が身についてくる方がいます。

「今、不安ではないか?」と体のアチコチ、心のアチコチに不安を探します。

その時のあなたの状態は…

「不安があるかもしれない、という不安」がある状態ではありませんか。

そして、小さな不安を見つけて「やっぱり不安があった」と思い不安になってしまう。

これでは不安からなかなか逃れられません。

ジョセフ・ルドゥーという心理学者は、恐怖と不安を違うといっています。

恐怖は恐れが最高に達した時のことを指します。

そしてそれは、あなたの外部で起こることに対してあなたが反応している感情です。

一方不安は、あなたの内部で起こることにたいしてあなたが反応している感情です。

つまり、恐怖は自分以外に原因がありますが

(正確な表現ではありませんが)
不安はあなた自身が作っているのです。

不安探しは、まさに自分自身で不安を作っていると思えますよね。

対策は、まずは不安を探している自分がいることを知ることが大事です。

そして不安から気をそらすことも大事ですが、もっと大事なのは不安と向き合うことです。

自分の体の中で起こっている不安を表現してみましょう。

簡単なやり方では「不安だ~~~」と叫ぶ。

または自分の不安を音や擬音で表現してみることもいいですね。

ダンスが好きな方はダンスで自分の不安を表現してください。

絵が好きな方は絵で表現してみて下さい。

音楽好きな方は音楽で。

表現することで、体から少し不安が抜けていきますが、あまりいっぺんに不安をなくそうとは思わないでください。
徐々に行ってくださいね。

そしてあなたが表現した不安を第三者視点で見て聞いて感じてみて下さい。

叫ぶ声、鳴らした音、発した擬音はどんな音か?

ダンスしているときに自分の体の感覚にどんな変化があったか?

絵を見たらどう感じるか?

音楽はどんな音楽なのか? 聞いたらどんなふうに感じるのか?

そして次に、叫んだ声、鳴らした音、発した擬音を徐々に楽しいものに変えてみて下さい。

ダンスも不安を表現しているダンスから楽しいダンスに変えてみて下さい。

出来れば楽しい音楽をかけてそれに合わせて踊ってみて下さい。

絵も不安な絵から楽しげな絵に変えてみて下さい。

音楽も不安な音楽から楽しげな音楽に徐々に変えてみて下さい。

すると不安がかなり小さくなるでしょう。

うまくいけば不安が全くなくなります。

気軽に試してみて下さいね。^^

 

 

 

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