うつ病改善運動
自宅で出来るうつ病改善運動法
ひょっとしたら自分はうつ病かもしれないと思っても、なかなか病院に行く勇気がないという方も多いと思います。
こうした方へ病院に行く前に自分でもできるうつ病の改善法をお教えします。
今回のテーマは「運動」です。
▽うつ病への運動効果
副作用や依存性の高い抗うつ薬になるべく頼らずにうつ病を改善したいという人にお勧めなのが、軽い運動です。うつ病に対する運動の効果には様々な研究で実証されています。
例えば、1985年に発表されたノルウェーの精神科医エギル・マーチンセン氏の臨床試験があります。
この試験は日常生活を送るのもままならないほどのうつ病と診断された49人を半分に分け、一方は1週間に3日、1時間程度ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動を残りの半分はその時間に作業療法を行うものでした。
すると9週間後、有酸素運動のグループの男女は作業療法のグループよりもうつ病に大幅な改善が見られたのです。
また、デューク大学医学部ジャームズ・ブルメンサル教授は、有酸素運動のみを行ったグループ、抗うつ薬を服用したグループ、抗うつ薬と有酸素運動を併用したグループに分け、4ヶ月間の治療効果を比較しました。
すると、有酸素運動のみを行ったグループの回復率が最も高いことがわかりました。
さらに6ヶ月後の再発率は、有酸素運動のみを行ったグループが最も低いこともわかっています。
▽どんな運動がうつ病改善になるの?
様々な臨床試験により、ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動が有効だということがわかっています。
また、有酸素運動のほかにも呼吸法やストレッチなどのうつ病に対する効果も報告されています。
いずれにしろ、苦痛に思うような運動では逆効果です。自分の好きな運動を選び続けることが大切でしょう。
特にお薦めの運動を、ご紹介します。
ウォーキング
おすすめ度:◎
メリット:手軽に簡単に無理なく有酸素運動ができる。年齢も問いません。
デメリット:特になし
コメント:ウォーキングはもっともおすすめする運動です。気軽に始められ、負荷も軽いので、すべての方におすすめです。
呼吸法
おすすめ度:◎
メリット:いつでも短時間でできる。5分もあれば十分。
デメリット:特になし
コメント:普段から呼吸を意識し、リンパ液を清浄化することはうつ病には非常に効果的です。簡単に、5分もあればできるのが魅力です。
ストレッチ
おすすめ度:◎
メリット:いつでも簡単にできる。疲労回復にもつながる。
デメリット:特になし
コメント:呼吸法と同様にストレッチをすることで体内の疲労を取り払ってくれます体の疲れがとれるそう快感が脳にいい刺激になります。