実は、脳の内側に動物脳と呼ばれる部位があり、ここは原始的な感情(不安や恐怖など)を司っています。この動物脳が不安や恐怖を感じるとノルアドレナリンが出るようになっており、あがり症の場合では"人前に出る→動物脳が過剰に働く→ノルアドレナリンも過剰に分泌→交感神経が過剰に働く→動悸・震えなどのあがり症の症状が出てくる"といった流れになっております。
こう考えると、根本的には動物脳の働きが根源的な問題になってまいります。
動物脳が暴走しやすくなってしまうのは…
動物脳が暴走しやすくなっているのは、大きく分けて2つの原因が考えられます。
ひとつは動物脳の周囲にある"理性を司る人間脳"の働き低下です。
動物脳は人間脳によってある程度の制御が可能ですので、人間脳の働きが下がってしまうと、より動物脳は暴走しやすくなり、あがりやすくなるのです。
もう一つの原因は、人前で大きな失敗等をしてしまい、そこで生じたトラウマが動物脳から出る不安や恐怖のシグナルを大きくし、より強く動物脳が暴走するようになってしまっているケースです。
解決のカギは動物脳を制御できるようになること
ここまでの説明で、あがり症はノルアドレナリンの過剰分泌が交感神経を強く働かせてしまうことが直接的な原因であること、そしてその背景には脳内部にある動物脳を上手に制御できない状況に陥っていること…を説明させて頂きました。
上記の事から、根治するには動物脳の制御が重要になってくるので、当施設ではこの部分にフォーカスを当てた施術を行っております。